障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS 重度知的障害と投薬

<<   作成日時 : 2017/02/15 13:31   >>

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 少し前、「発達障害児・知的障害児への抗精神薬投与に関する報道があった。

抗精神病薬:知的障害児の1割に処方…「自傷防止」

 以下、リンク先記事より引用。

 「知的障害児の行動障害の背景に精神疾患が認められない場合、世界精神医学会の指針では、まずは薬を使わず、環境整備と行動療法で対処するよう勧めている。抗精神病薬は興奮や不安を鎮めるが、長期服用により体重増加や糖代謝異常などの副作用があるほか、適切な療育が受けられない恐れも出てくる。」

 「成人してから精神障害も出てきてしまった」とい知的障害者の話もちらほらと聞いた。知的障害と精神疾患は別物である、なんて、言われて初めて「え、そうなんですか」と思う人は多いかもしれない。精神の病の薬を、行動を抑制するために知的障害者に処方するのはどうか、ということらしい。

 Kは自傷がひどくなった思春期から投薬を開始した。周囲の同年代の障害者も、同じ頃からさまざまな問題行動が始まり、薬を服用している人は多い。

 だったら、薬ではなく療育や訓練で・・・というのが理想だ。そう、理想

 そういう行動が続くと、もう指導とか指示とかは全く受け付けなくなる。ほんのひととき冷静になることがあっても、正体不明の何らかのスイッチで突然始まる。親も先生も、一瞬たりとも気が抜けない。
 ひどい自傷で失明したり脳出血をおこしたりすることもある。他害で他人に大きなケガを負わせてしまうおそれもある。拘束したり力で押さえつけると虐待ととられかねないから、施設でも対応に困り預けにくい。

 そんな状態から抜け出すきっかけが欲しい、だから投薬に踏み切った。(詳細は、過去記事「投薬を決めた日」で。)

 すぐに劇的な効果が出るわけでもないしそんな期待もしていない。
 ただ、ほんの少しの突破口、または脱出の可能性が見たかった。薬は即解決、の魔法ではなく解決の方向を見定め、その後の療育や介助計画をたてる手段のひとつ。

 療育や訓練の努力を惜しんで投薬しているわけではないのです。副作用の有無を調べる検査もしているし、減薬の計画もたてている。
 ただ、幼い子へのあまりに多種・多量の投薬は身近では聞かないし、どうかなとは思います。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは
そうなんですよね。もう、指導も指示も受け付けなくなる、と言うか、脳みそも痛みなどの感覚も別の世界に行ってしまい……。
環境調整以前の問題になってしまい、本人自体もとても辛いだろうし、兎に角、少し正気を取り戻さねば何事も始まらないって感じになりますもん。
薬も量も種類も、障害があると(脳や身体の状態から)より調整が難しいし、時間の経過とともに効果が薄れたり、副作用がでたり。毎月、血中濃度調べていても、数値には異常なくてもなんかおかしな反応でてきたり。
好き好んで投薬しているのでも、手抜きでもないですよねぇ。向精神薬の使用は奥が深く本当に難しいです。
ところん
2017/02/16 10:20
ところん様
 環境調整なんて悠長なこと言ってられないですよね。何かを伝えたくても、とてもじゃないけど伝わる状態ではない。それが伝わるほんの少しの「普通の状態」が欲しいから薬を使っているんです。本当に、最後の手段と覚悟していることを理解して頂きたいです。
tomoko
2017/02/16 13:34

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