障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS できなかったこと、できたこと

<<   作成日時 : 2012/11/19 12:17   >>

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 子育ての日々で、「○○ができるようになった」というのは大きな感動であり苦労のご褒美だ。重度の障害児を育てていて何が辛いかって、このご褒美がなかなかいただけないということ。

 笑った、歩いた、喋った、とかで大喜び・・・というのは誰でも理解できる。さて、Kが成長する過程で「こんなことができるようになった、嬉しい」と感動した瞬間を思い出してみる。

 ・膝まではかせたズボンを自分で腰まで引っ張り上げた・・・・3歳

 ・手に持っていた物を落とした時、自分で拾い上げた
 ・ジュースを飲んだ後、コップをテーブルに置いた・・・ここまで8〜9歳 

 ・おもちゃが壊れた時、私の手をクレーン動作で工具箱に持っていった
 ・ティッシュを自分で取って鼻をふいた・・・・・・・・・・・・・・・・ここまで中学生

 ・車に乗り込み、自分でドアを閉め、シートベルトを装着した・・・・高校生


 「教えられなくてもやるでしょ」というようなことやっただけで感動されるお得な子。ジュースを飲んだコップをそのまま手放して落とす、を普通にやってた子です。
 
 乗り越えてきました、とか偉そうに言ってるのが、普通の子は無意識に軽くまたいでいるとんでもなく低いハードルだったわけで。ドキュメンタリーとか24時間とかで紹介されているのは、まだまだレベルの高い方々なのです。 

 そして、まさに革命、いや奇跡といってもいいのは

 ・箸を使って食事をするようになった
 ・尿意や便意を感じて自分からトイレに行くようになった


の二点。
 これらはさすがに幼児の頃からしつこくコツコツ粘って教え続けていたが、正直なところ一生できないだろうと思っていました。マジで。

 箸に関しては、大人用のしつけ箸を使いながら練習。当時の担任の先生が本当に熱心に、丁寧に、根気強く指導・助言してくれた。その頃がKのいちばん大変な時期でもあり、この先生にはどんなに感謝してもし足りない。ちなみに、箸は中三、トイレは高二くらいでほぼ完成したと思う。

 暗黒の雲間から光がうっすらと差し込んできたような、神様っているかも、みたいな。これができたのならまだ何かできるかな・・・という欲まででてきた。子供の可能性って想定外のことが多いよ、と昔誰かに言われたっけ。

 今、幼い重度知的障害児を育てていて、いろいろと諦めかけている親御さん。やってみると、それなりになんとかなるものですよ。それなりに、ではありますが。 

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
K君ができるようになったこと、、、
うちの子は一生かかっても無理です(笑)
でも、それなりにできるようになったことが結構あって、
自分でタオルを顔にかけて「いないいないばぁ」に
合わせて、タオルを顔から取った時には
そりゃーもう大騒ぎで、仕事中の旦那に電話しちゃいましたよ(^^;

出来ないことを数えるより
出来たことを数える

その方が幸せな人生送れそうですよね(^^)
リンコ
2012/11/19 13:14
コメントするのは2度目ですm(_ _)m
以前からコメント欄に書くのですが
なぜかスマホにしてから、はじかれてしまって。
今回投稿できるでしょうかャ

実は私も同じこと考えてました。
振り返って、あれができたのが何歳で〜
これが出来たのは何歳で〜
と、よく振り返るんですが
すぐに思いだせるくらい、印象深いというか
出来たことの数が少ないからともいえる(笑)
出来ないことが多すぎます。
着替えるときに、下着を一緒に脱いじゃって
フルチン状態・・あ〜(´Д⊂モウダメポ

出来ることを伸ばして行こうか、と考えるようになりました。。


2012/11/19 15:42
奇跡、、見たいです!でも降って沸いたようには起こりませんね。ケンに弱い雷が落ちて、知的障害が治ったりしたらいいなぁ、とバカなことを妄想したり(^_^;)))
99%の汗の上に成り立っているんだなぁ、とtomoko さんの
ブログを拝見していつも感じてます(*^^*)私はまだまだです。でも頑張れそうです。
ケンママ
2012/11/20 08:41
リンコ様
 うちも昔、「いないいないばあ」で笑った時は大騒ぎでした。なんでもいいから反応が返ってくるだけで嬉しかった。できたことの方を数えて、よかったなと思えるようになると力が抜けますね。本人も期待に応えようと頑張っているような気がします。
tomoko
2012/11/20 12:06
桃様
 できなくてイライラすることばかりが多いから、たまに「おっ、できた」ということがあると印象に残りますね。だめだ、と思っているときにたまにそういうことがあると、もう少しなんとかなるかも・・と期待してしまう。なんだかうまくからかわれているようでした。できることを伸ばしてほめてあげる、それがいちばんだと思います。
tomoko
2012/11/20 12:15
ケンママ様
 高熱を出した時など、つい「これをきっかけに脳内の配線が・・・」という期待をしてしまうのが知的障害児親のあるあるネタだとか。でも、本気でそう思ったこともあります。努力というより周囲の人々に恵まれていたことが奇跡に繋がったと思っています。親だけでは教えられないことがたくさんありました。
tomoko
2012/11/20 12:20
初コメントです。いつも同感同感とうなずきながら読んでます。中1の二女。重度知的障害です。できたことの話よーくわかります。唇についたごはん粒を自分の手でとっただけで、偉いねぇ なんて、ほめちゃいます。でも、今はいろんな場面で、自傷がひどく(自分で頭をぶつ、かたいところにぶつける、人に頭突きする等) 試行錯誤中で、前に進めない感じです。そんなときは、なんにもできるようにならなくてもいいから自傷だけはしないようになってほしいとおもってしまっているこの頃です。トホホ。
ぽち
2012/11/20 17:30
ぽち様
 はじめまして。ごはん粒、うちは服についたのを取った時にほめてやったのですが、そのまま口にいれてしまいました。唇についたのまでは気付かないようです(笑)。
 うちも小6〜高1くらいまで自傷が激しくて、何かできるように・・・などという余裕はありませんでした。今そこそこ落ち着いてくるとやはり欲が出てしまいます。娘さんも、思春期真っただ中で辛いのでしょうね。そこを抜けるまで、根気よく見守ってあげてください。そしてぽちさんご自身のことも大切にしてください。本人とは別の意味で、親はいちばん辛いです。
tomoko
2012/11/21 12:01
うちの息子がKくんに負けていることがあります、それはお箸(^^;)とりあえず食べられるようになったからと微妙に怪しい箸使いでもなんかそれなりで終わってしまいました(^^;)でも読ませていただくと、うちももうちょっと見習って頑張らないとなあ・・って思ったりします。

そういえば話が違いますが、
NHKのディープピープルっていう番組はそちらでは見られますか?次回の放送は特撮映画監督三人のトークだそうですよ。
tomokoさんが喜びそうな番組だなと思ったりしました。
http://www.nhk.or.jp/deeppeople/index.html
ちえのすけ
2012/11/23 19:07
ちえのすけ様
 うちも「使っている」というだけであって決してほめられたものではないです・・・私自身も実はちょっと癖がある持ち方のようだし。それでも、使っているというだけで感動できるくらいのレベルなので喜んでいます。
 この番組、面白そうですね。これから録画予約します!教えてくださってありがとう。
tomoko
2012/11/24 14:12
小3の息子です。このままでいいや〜的発想があったのですが、心を入れ替えることができました。
うちの子はスプーンを練習中です。ヤッパリコツコツが大事なんですね〜。あきらめないぞー。
悠河ママ
2012/12/01 17:06
悠河ママ様
 このままでいいや〜、と考えていると、なぜかそのタイミングで「なーに言ってんですか!」と背中を叩き手を引っ張る人が現れてくれた、その連続でしたね。無駄かな、でも騙されたと思って・・・と継続していると、意外と「おや?」という変化はありますよ。長い目で見守ってあげてくださいね。
tomoko
2012/12/01 19:35

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