障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS 17年目の新ステージ

<<   作成日時 : 2010/10/29 11:37   >>

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 たとえば、ずっと壁だと思っていた所に実は扉があると気付いたら。
 荒れ野に見えていた所に道がある、とわかったら。

 待ってました、かもしれない。おそるおそる、かもしれない。
 でも、きっと開けてみたくなる。進んでみたくなる。

 最近のKは、多分毎日がこんな気分なのだと思う。

 通学用のリュックを自分で開けて中身をひとつひとつ確認するかのように眺め、いつも持ち歩いている癒しグッズの隠し場所を発見して喜んだり。
 おかげで、リュックにこっそり隠して先生に何かを託す、ということができなくなった。

 買い物学習用の財布にお金が入っている、ということ。そして、それはお店でお菓子と交換できるということ。
 そんなことも、どうやら気付いてしまったらしい。

 押入れを開けて古いおもちゃを探す。タンスの引き出しから靴下を出してはこうとする。見えていなければ大丈夫、と思っていたのに。隠れているものを探す、ということをいつ憶えたのか。

 というより、何がどこに隠されているのか、しっかり見ていたんだな。いや、まいった。

 そういえば、私がちょっと気を抜いて雑誌眺めたりしていると、とたんに「何か遊べ」「構ってくれ」とアピールするようになった。忙しそうにしていると寄ってこないところを見ると、自分なりに空気読むことを憶えたのかもしれない。

 なんというか、彼の中の何かの回線がひとつ、突然繋がったかのようだ。 たいへん不謹慎な話だが、昔風邪などで発熱した時はよく「知恵熱ならいいね」とか「神経が一旦ショートしてリセット機能が作動する、とかないかな。目が覚めたら普通の子になってる、とか。」などと冗談まじりに呟いたものだ。

 自分の子の脳神経を家電レベルに認識していた時点で、ダメダメですな。

 とにかく、ようやくレベルを上げてひとつステージをクリアした、というところか。次のステージにはどんな冒険や戦いが待っているのだろう。

 楽しみ、というより身の引き締まる思いがします。これまでになかった強大な敵キャラが絶対いる。新しいアイテムをたくさん集めなくちゃいけません。
 要するに、さらなる覚悟と精進が必要、と。

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コメント(13件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。

なんだか、ほほえましく読ませていただきました。K君の、何かを発見した時の目がキラキラした嬉しそうな表情が目に浮かびます。

うちも、未だに時々主人が言いますよ。
「1号のさ〜、このおでこの一部分毛が薄い部分をさ、なんかこう、刺激してやったら、頭の中の回線が繋がるんじゃねぇの??
なんか、こう、刺激をさ・・・与えたら、突然まっとうな事言い出したりしないかな!?」
と、本気でいいます(笑)

冗談で、不謹慎なのかもしれないけど、彼らならあり得るんじゃ・・・と、私も時々思ったりなんかします・・・。。。
うっかり。
2010/10/29 13:17
そういう時ってありますよねえ、うちも昨日まで○○が出来なかったのに?え?いきなり出来た!なんてことありました。
ヘレンケラーが「水」という字に目覚めたくだりに似ているかもしれませんねえ。

成長とともに悩みが変わってくるのはある意味健常児も同じかもです。お互い自分の身体をいたわりつつ、頑張って子供たちと向き合っていきたいですね。
ちえのすけ
2010/10/29 14:59
いやいや、本当に回線が繋がったりするんです。
脳神経のシナプスが、今まで繋がってなかったところが
突然ぴったり繋がるなんてことがあるんです。
…と私は信じてます(^^)
絶対に誰にだって伸びる芽がある。
まだまだですよ♪ずっと成長期は続きますから♪

ホビット
2010/10/29 17:28
アハハ!
毎度のことながら、臨場感溢れるtomokoさんの文章が面白い(^O^)
やはり、Kくんは日々しっかり、きっちり、見ていたのですね。
出来ることが増えるというのは、裏を返せばしてほしくないことも増えるということ…。
確かに手放しには喜べないものもありますよね(^o^;
騙したり(?)、誤魔化したりが通用しなくなるというのも、
母として若干面倒ではありますが、その成長はやはり嬉しいものですね♪

我が家の長女も得手不得手が極端で、中々独特な思考回路の持ち主なので
私も時々彼女の頭の中を覗いてみたくなります(^m^)

ミムラ
2010/10/29 20:02
うっかり。様
 他のお母さんたちもよく言います。気功やツボ押しとかで急激に変化、なんてことないかしら、とか。もう、療育や躾けに疲れると奇蹟や魔法に頼りたい、と本気で思えてしまうことがありますね。そんなものいよ、っていうのは皆承知していても。
tomoko
2010/10/30 19:56
ちえのすけ様
 あの「ウォーター」に匹敵する飛躍的進歩を期待したこともありました。最近はもうさすがに、飛躍的じゃなくてもいいから一歩ずつ・・で充分、と思いますが。
 これから成人に向かうことで起こる問題もたくさんあるでしょうけど、これまでのことを考えると、なんとかできるかな、という気もします。
tomoko
2010/10/30 20:10
ホビット様
 シナプスが繋がって・・・とか、高熱をだすたびに期待していたような(笑)。そういうことじゃないとしても、伸びることを期待していいんだなと思えるようになりました。たとえ少しずつでも、それを喜んでやりたいです。 
tomoko
2010/10/30 20:20
ミムラ様
 >出来ることが増えるというのは、裏を返せばしてほしくないことも増えるということ…。

 そのとおり、なんですよ(笑)。まったくもう、と思うことは増えました。ごまかしも通用しなくなっています。でも、そこをどうするかこちらも考えることが「向き合う」ということなのかな、と思います。 
tomoko
2010/10/30 20:24
続けてコメント失礼します。

うちの療育でも
病気が流行るたびに
「うちの子の障害も治っちゃったりして(笑)」な会話がありましたよ。

何かがかちっと音をたててはまるという感覚をいまひとつ覚えない子育てなのが疲れるポイントだと思います。

Kさんはなにかがはまって自由になった感じがありますね!他人だからかもしれませんが、こういう話って嬉しいです。
koma
2010/10/31 21:42
koma様
 >何かがかちっと音をたててはまるという感覚をいまひとつ覚えない子育てなのが疲れるポイントだと思います。

 同感です。子育ての醍醐味ともいえる、「打てば響く」がほとんどないんですよね。糠に釘、のれんに腕押し状態が、乳幼児期の辛い頃に長く続くと、何か劇的な変化を期待してしまいます。自由になってくれたのなら喜ばしいのですが、あまりそれを満喫されすぎないようにしなければ(笑)。


 
tomoko
2010/11/01 12:19
はたから見たら 更なる成長が微笑ましいけれど 当の親は また新たなストレスと戦う事になるんでしょうね笑

うちの息子、先日 出先で行方不明になりました
(〇д〇)
2時間後 ショピングセンターで楽しく遊んでいる所を発見されました。
迎えに行くと なんとも満足した 良い表情…

いつもハラハラ見守る私の存在は 時として本当は邪魔なものなんだろうなぁ…と思いました。
(゚ω゚)

更なる成長と興味を満喫してもらうべく 親は見て見ぬふり…って かなり忍耐力がいりますよねぇ。

ウフフフ…

2010/11/01 12:35
空様
 まだどうなるかわかりませんがとにかくうちは「自分からは何もしない子」だったので、よくも悪くもまだ積極的な行動が見られるようになったことを喜んでいる、という状態です。
 これからどんなことが起こるのか、全く予想がつきません・・・
tomoko
2010/11/02 13:39
Thanks for sharing your thoughts about JQ. Regards
Margarito
URL
2017/08/19 16:34

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