障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS 指示待ち障害児(前編)

<<   作成日時 : 2010/03/04 21:50   >>

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 高等部での生活も慣れた様子のK。先生から、次の課題を提示された。

 「自分で判断して動き始めること、です。」

 要するに、Kは典型的な「指示待ち」なのだそうだ。勝手な行動もないが、言われなければできることでもやろうとしない。

 玄関にたどり着き靴を履き替えてもそのままじっと立っている。他の生徒や先生に促されて初めて教室へ向かう。その後も、言葉だけの指示ですべてできるのに指示がなければなかなか動き始めない。

 先生「K君に限ったことじゃないんです。重度の子に同じタイプは結構いますよ。」

 私 「それはやはり、親が先回りしてなんでもしてあげてしまうからですか。」

 先生「そういうのとはちょっと違うんです。」


 聞けば、たいていの重度の子は、行動が予測できないため幼い頃からずっと生活の中で『危ないからだめ』とか『汚いからいけません』のような制止の言葉で制御されている。次の行動に移ろうという場面でも『このままやっていいのか悪いのか』という迷いがでてきてしまうのだそうだ。
 そんなことをしているうちに、「やってもらって当然」の意識ができてしまうらしい。

 私 「じゃあ、次にどうしたらいいのかわからない、というわけではないのですか。」

 先生「K君に関していえば、彼は完璧にわかってますよ。言葉だけの指示ですぐ行動に移すし、言葉でなく動作でちょっときっかけを作るだけでも大丈夫だし。そういう点ではかなり理解度が高い方です。」


 そういうふうに評価されているのは嬉しかった。でも、喜んでいられないのが現実。

 次回に続きます。 

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
良い先生ですね。

指示待ちを好都合ととらえる教員はまだまだ多いです。
指示待ちは就労が長続きしないと
愛媛の上岡先生は口を酸っぱくして言ってました。
uhuhu
2010/03/07 17:13
uhuhu様
 良い先生なんです。私もまた、指示を待っていてくれることをありがたいと思ってしまうことがありました。でも、よく考えると確かにそれじゃいけないんですよね。今がよければ、ではなくずっと先のことを考えなければ、と教えられました。
tomoko
2010/03/07 19:58
私も失敗経験の多さから その行動傾向があります
失敗を怒られて恐怖体験から何も出来ない他力本願で依存的な人間になっていると親から指摘されてしまいました
はな
2010/10/09 23:42
はな様
 失敗が全く怖くない人はいないと思います。それも自分、と割り切ると、楽になるのではないでしょうか。
tomoko
2010/10/10 15:08

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