障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS 知的障害児の放火事件

<<   作成日時 : 2007/06/15 12:48   >>

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 こんなニュースがありました。

 量販店放火:小5男児を児童相談所に通告

 小学5年生の知的障害児が、母親と買い物に行った店の花火売り場の花火にライターで火をつけたとのこと。

 他のニュースサイト等を拾い読みしたところ、

 ・事情を聞こうとした捜査員に、この男児は「教えない」と答えた。
 ・出火数分前に、店内のダンボールに火をつけようとしていたところを注意されており、親もそのことは知っていた。
 ・防犯カメラの映像から、この男児の犯行と断定。
 


 親がついていて、なぜ目を離していたのか。なぜライターなど持っていたのか。第三者的な目での疑問点はいろいろありますが、このニュースに対してひっかかりを感じた人が多かったのは次の二点らしい。

 @ 『やっていない』『知らない』ではなく『教えない』という答えかたに対する違和感

 A 自分の子が火をつけようとして注意された、その数分後に出火して大騒ぎになった。この時、親は『もしや、うちの子が・・』とは考えなかったのか


 @については、ある種の発達障害や知的障害の子供を知る人ならばなんとなく納得できるかもしれない。質問のしかたによっても多分答えかたに変化があったかもしれません。
 ただ、この回答の言葉が報道でクローズアップされたことで、この男児に対する世間の印象はかなり微妙なものになってしまったことは否めません。

 さらに考えてしまうのはA。
  
 この火事の発生は4月。2ヵ月近くたってようやく防犯カメラからこの男児が浮上したわけです。

 「このお母さんは、我が子のしわざではないかと薄々感じていながら、名乗り出ることもせず知らんふりを決め込んでいたのか」と非難する見方はやはり多いようです。

 でもこのお母さんだって、迷っているうちに機会を逃してしまったのかもしれない。その間ずっと、眠れぬ日々を過ごしていたかもしれない。

 詳しい事情も状況もわからないので、これ以上のことはなんとも言えません。ただ、子供の障害の有無に関わらず、こういう悲しい事態を招かない細心の注意は怠らないようにしよう、とあらためて思いました。 

 そういう、事件です。

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タイトル (本文) ブログ名/日時
メディアの枕詞を考える。
tomokoさんの「知的障害児の放火事件」について。 最近の報道は、テレビ、雑誌、新聞で多少の温度差はあるものの、ラベル(レッテル)貼りが、ちょっとひどいなーと思う今日この頃。 ...続きを見る
涼・微量・微妙
2007/06/18 00:28

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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
ええ〜〜〜!!そのニュースは知っていましたが、障害のあるお子さんだったとは知りませんでした!!びっくりです!!確かに損害額1億円とかテレビでいってたし、その事態の大きさに、判ってはいても名乗れなかったのかもしれませんね〜、うちも外出先では目を離さないようにしています、火遊びって子供には楽しいことだからこれからもよくよく教えていこうと想います。
ちえのすけ
2007/06/15 13:52
心が痛む事件ですね。
名乗り出れなかったのは、ただ勇気が無かったんだと思いたいです。
子育ては親育て・・・子供から育てられてる事をこの母親に分かってもらいたいですね。
ちいこ
2007/06/15 16:06
お久しぶりです。今ちょっと(精神が)しんどい状況ですが、私もこのニュースは気になるのでコメントを。
以前私のブログでも似たようなことを書きましたが、どうしてわざわざ「知的障害児」などと書くのでしょうか。これで「やっぱり知的障害児は危険」とか考えるようになる人間は多いと思います。差別を促進してます。
ああ、こんなニュース報道したやつを問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。
アッキー
2007/06/15 18:42
一人を見て全部がそうだという思い込みはありますよね〜。もし、これが不登校のお子さんだったとしたら「不登校の子は・・」なんてひとくくりにして考えられてしまうのでしょう。
そんな視野の狭いものの見方はしたくないですし、されたくないと思ってしまいました・・。
そして障害児特有の答え方、親御さんの苦悩などに対して社会からは非難のみ、と思うと本当に悲しくもどかしいです。
細心の注意は一生ものですが、体力がついていかなくなったらどうしようと心配になります。
もよこ
2007/06/15 20:14
はじめましてTrackback Peopleからきました。最初は試行錯誤の記事から入りましたが、こちらに足跡残します。
このお店は行った事あるし、支店が近所にあるので身近に感じていました。
ニュース事態は見ていませんが、やはりこれを見た身内の人から「トラちゃんは大丈夫?気をつけなさい」ってな事を言われるのが嫌でたまりません。もちろん心配しての言葉なんでしょうけど...。知的障害児=トラジと思われてしまうみたい。傷つきます。
ふぁぁん
URL
2007/06/16 00:26
ちえのすけ様
 ほんの少し目を離した、それだけのことが後戻りできない事態を招くこともあるのだということをあらためて肝に銘じましたよ。他人事ではないですよね。ケガ人がいなかったことだけが救いです。
tomoko
2007/06/16 15:12
ちいこ様
 健常児でも、幼い子がお店のものをいたずらしたりしますし油断はできませんが「お菓子を開封しちゃった」みたいなレベルではないいたずらですからね。責任を取ろう、と腹をくくるにも時間がかかったのでしょう。子供を持った親の責任の重さを考えさせられました。
tomoko
2007/06/16 15:16
アッキー様
 最近話題になる事件で目立つのは、容疑者がアスペルガーとか発達障害、知的障害であったとかの報道です。今回の事件の男児の障害がどのようなものかはわかりませんが、それも含めてそういう障害を持つ人は犯罪を犯す可能性が高い、と無条件に思われてしまったらたまりませんね。それらの障害と懸命に向き合っている人々が生き難くなる社会にならないことを願っています。
tomoko
2007/06/16 15:24
もよこ様
 ひとくくりにして「危ないから外へ出すな」という意見もあるようです。確かに重大な過失を犯してしまったわけですが、その可能性も心に留めて、保護者は皆常に努力している。その努力まで否定されることがなければいい、と祈らずにはいられません。
tomoko
2007/06/16 15:32
ふぁぁん様
 お近くだったのですか。事件当日はもちろん、この報道にも驚かれたことでしょうね。
 そう、まさにそういう言われ方が辛いですね。当事者の子とお子さんは全くの別人格だし、障害の内容も多分全く同じではない。どんなに理解を訴えても、やはりひとくくりにされてしまうのかと思うと悲しいです。
tomoko
2007/06/16 15:41
こちらにコメントを忘れてました。すみません。
この間メディアリテラシーの勉強をしてきたのですが、この報道おかしいと思ったら、はがき、FAXが有効だそうです。今は新聞報道も記者の実名記事ですよね。その人宛に送ってみるのも世の中をすこしだけ変えるきっかけになるかもしれません。ちなみにメディア側はハガキ一枚×300人の意見として扱うそうです。

2007/06/18 11:58
そ・そうだったのね。私が見ていたテレビでは、知的障害児とは言ってなかったと思います。
 でも…やっぱりね・・・(-_-;) だって、小5の子どもが『教えない』って答えた…って、ところで、え?もしかしたらって思ったんだけど、やはり…。 きっと、にこにこ楽しげに無邪気に『おしえな〜い♪』って言ったんじゃないだろうか。
 本当に親は気をつけなければいけないんだよね。前、息子がお店の品物に手を伸ばして、瓶入りのソバツユを倒してしまって、割ってしまったの。その時はお店の人が優しく対応してくれたから助かりましたが、その時からもっと気をつけるようにしました。
キョン
2007/06/18 16:08
涼様
 ハガキ一枚300人!なるほど、そういう計算になっているのですか。実際に行動を起こすということは、想像以上に有効なのですね。今後、どうしても納得できないことがあった時には実行してみます。ありがとうございました。
tomoko
2007/06/19 14:43
キョン様
 にこにこ楽しげに、というのは私も想像しちゃいました。外出の時にはやはり気が抜けないな、と思いましたね。うちも、買い物の時などは手が商品にのびていないかとか、神経ピリピリ状態です。
tomoko
2007/06/19 14:46

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