障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS ひまわりのかっちゃん

<<   作成日時 : 2007/06/06 13:31   >>

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 「特殊学級への編入を勧められた子供が、ひとりの素晴らしい先生と出会い、めざましい成長を遂げて卒業式の答辞を読むまでになるお話の本」を読みました。

 こういうふうに書くと、ものすごく効果のある障害児の療育について書かれた本、のように思われそうですが、ちょっと違いますでも、なんらかのヒントではあるかもしれない、と感じた本でした。

西川つかさ著 ひまわりのかっちゃん

 著者の西川氏の自伝的な物語。「かっちゃん」という愛称の西川氏が、小学校2年生になる時に特学「ひまわり学級」への転籍を勧められるところから物語が始まります。

 母の嘆き、焦り、優等生の兄のクールな目。「特殊学級」というものへの認識は、現在よりも微妙な時代(40年近く前)です。家族の反応の描写の部分も興味深く読みました。

 かっちゃんは「自分は勉強はできない。つまらない。」とあきらめていましたが、転校先で出会った先生は、彼のそんな気持ちを理解した上で少しずつ学ぶことの意味や楽しさを教えてくれます。

 そして徐々に自分に自信をつけていったかっちゃんは、めきめき伸びていくのです。

 西川氏は現在放送作家として活躍しており、著書も多数あります。「かっちゃん」は多分障害児ではなかったのでしょう。ただ、勉強や人との交流のとっかかりでつまづき、進めずにいただけなのだと思います。

 でも、そのとっかかりを掴ませ、自分に自信を持てと諭す先生の指導を経て、なんとなくうすぼんやりしていた毎日の生活がはっきりと焦点を結んでいく様子は本当に感動もの。

 よく言われる「自己肯定感」というものは本当に大切なのだな、ということがよくわかりました。

 障害児でも、同じことなのかもしれません。できない、わからないことを急かして「自分はダメだ」と思わせるのではなく「まずやってみる」そして「できた」という経験を積み重ねることが大切なのかもしれない、と今更ながら思います。

 Kの場合は勉強ではなく生活のほぼすべてに課題があるのですが、「やってみよう」という気持ちを親子で意識していきたいです。
ひまわりのかっちゃん

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タイトル (本文) ブログ名/日時
「ひまわりのかっちゃん」について
「ひまわりのかっちゃん」について tomokoさんのブログを読んで、 興味ががぜんわいてきて、 図書館に在庫があったから、 速攻予約して読みました。 ...続きを見る
みんなだいじなこどもたちだよ。
2007/06/18 13:14

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
その本、知りませんでした。 さっそく養護学校PTAで図書購入を考えたいと思います。 そうかぁ、ウチの次男は、かなりの重度。重度だから自分が障害児だッという事と人より劣っているっていう事さえわからないと思っていました。でも最近になって、こんなの自分には無理〜!やって〜。って感じでしょぼんとする時があり、自分にはできないってわかっているんだなぁって思いました。そして、たまに自分でできるとものすごく喜ぶ、ほめてって催促の目つきをする。わかってるんだなぁって思う今日この頃です。
キョン
2007/06/06 17:26
 いっぱしの主婦をやり、仕事をし、子供を育ててきた私などでも、ときとして、自信を失うことがあります。そのようなとき、友人などの何気ない言葉一つに救われて自信を取り戻すこともあります。
 子供を理解し自信を持たせることが出来るのは、一番近くにいる親や兄弟や学校の先生などなのでしょうね。
yuurakusya
URL
2007/06/06 19:33
キョン様
 この子は何にもできない、という意識があるとそのままで終わってしまうかも、と今更反省しました。やらせてみるとできることもあるし、ほめてやると本当に嬉しそうなんですよね。まだ間に合う、楽しみながらいろいろ挑戦しよう、と思います。
tomoko
2007/06/07 11:49
yuurakusya様
 大人だって自分に自信がなくなると生活の全てが無気力になってしまうような気がします。未来ある子供ならばなおのこと、自信を持って生きていってほしい。その自信を与えることこそ、先生や親の大切な役目ですよね。
tomoko
2007/06/07 11:53
tomokoさん、こんにちは。
子育てって反省と落ち込みの連続だったような気がします。子供と一緒に成長して親になったような?子供の長所ってなかなか見つけられなくて短所ばかり見て怒っていたような、情けない親でした。子供は成長してしまったけれど“ひまわりのかっちゃん”読んでみようかな(^-^)
ちいこ
2007/06/07 14:42
ちいこ様
 子供を育てるって大変だけど、それに見合ったものを親もきっちり受け取っていますよね。私も、一生懸命なつもりでも日々反省です。この本を読んで考えさせられました。
tomoko
2007/06/08 11:51
こんにちは。お邪魔します。いつも妹さんに仲良くして頂いてる者です。(前に1回コメント書いた事あったような・・・)
こちらで紹介されていたひまわりのかっちゃん、ずっと気になっていたのですが、ようやく読むことができました。電車で読んじゃいけなかったですね、、鼻水が、、おかげさまで素敵な本に出会えて感謝です!どうもありがとうございました。
話がそれますが、うちの甥っ子くんは健常児とのボーダーにいるような子なんですが、どうやら原罪みたいなものを感じているらしく、周りからいっぱい愛情をもらっているのに「生きてるのが申し訳ない」と思っているようだ、と最近分かってとてもせつなくなってしまいました。私はバッチフラワーというのを勉強しているのですが、それを通じて彼を陰ながらサポートできればいいな、と思ってます。自己肯定、ほんとに大事ですよね。明るく育ってほしいな、と思います。
・・・とわけわからんコメントになってしまいました。すみません。とりあえずお礼まで。
てー
URL
2007/07/05 00:59
てー様
 妹から時々お話を聞いております。あちらの関係のオフ会をいつも楽しみにしているようです。「かっちゃん」の本を読んでいただけたとか、嬉しいです。子供の成長に関わる多くの人に読んでもらいたいな、と思っていました。
 甥御さんもその親御さんも毎日たくさんの悩みを抱えていらっしゃることでしょうね。どんなことがあっても、みんなあなたを大切に思っている、あなたにはたくさんの可能性がある、ということだけでも、ご本人に伝わってくれればいいですね。
tomoko
2007/07/05 12:34

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