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zoom RSS 介護施設の虐待疑惑事件

<<   作成日時 : 2007/02/23 12:16   >>

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 このニュース自体は、氷山の一角がまたぽっかり浮いてきたんだな、という印象です。

 この施設には重度の障害者も入所していたらしい。認知症の老人や重度知的障害者の介護、本人達の自傷・他傷等の問題行動と抑止。まるでプリズムを覗くように、角度を変えれば変えただけの見え方がある。

 許せないものは、何か。考えなければいけないのは、どこなのか。今の福祉の現実は、関わっている人全てに厳しいとしかいえません。悲しいけれど。

 昔読んだ、西岸良平氏の短編漫画にこんなお話がありました。

 遠い未来。認知症と診断された老人は、特殊な手術でその姿を愛らしい小動物に変えられて家族の元に戻される。(猫、だったかな)

 小さく愛らしくなった「元認知症老人」を、家族は喜んで「お世話」する。トイレの失敗も徘徊も、笑って許す。こうして、老人はずっと愛されて天寿を全うし、家族もストレスを感じることない「介護」ができる・・・ 


 悔しいことに、このお話のタイトルを忘れてしまいました。1970〜80年代くらいの作品だったかな。収録されている短編集も持っているはずなのに、見つからない。すみません。

 とにかく、今回のニュースで思い出したのがこのお話でした。当時の西岸氏お得意の、ちょっと皮肉なブラックSFです。

 家族の愛情、福祉職のプロ意識。未来はどうあれ、現在の介護を支えているものは、強くもあるけど意外と脆かったりもする。

 Kが幼少の頃、とにかく大変、というしかない日々の中でも頭に浮かんだのがこのお話。

 「この子が子猫だったら、成長してもきっと可愛いままなのに。」

 本気で考えましたね。あ、今は既に身長を追い越されましたが、やっぱり可愛いですよ。

 昔聞いた、重度知的障害者の更正施設の職員の方の言葉。

 「以前は毎週末が帰宅日でした。それが、家族の要望で隔週になり、月一になり・・・全く受け入れてくれない家もありますよ。」

 何を言っても、やはり悲しいです。

 関連過去記事  「施設における身体拘束の判断」
 

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タイトル (本文) ブログ名/日時
介護施設での虐待
千葉県の介護施設で虐待があったことを2、3日ほど前から報道されている。知人の話に ...続きを見る
yashinomi
2007/02/23 16:21

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
>プリズムを覗くように、角度を変えれば
>変えただけの見え方がある
そうですよね…。ニュースの見出しに「虐待」とついたら、もう虐待としか思われない。けど、職員の方の「他の人に迷惑をかけるから檻を用意した。本人は喜んで檻に入った」等もあながち嘘とも思えないし…

>この子が子猫だったら、成長してもきっと
>可愛いままなのに
これ、私が今思っています(^-^;)娘はまだ赤ちゃんのため、障害があっても今は他の赤ちゃんと大差ないのでつい「ずっと赤ちゃんなら良いのになぁ…」とか思ってしまいます(ちなみに“猫だったら…”と思ったことはないのですが、娘の病名には“猫”が付いています:笑)。
でも。できることは確実に増えていっているので、それが楽しみでもありますが…(^-^)
ひかまま
2007/02/23 15:49
ひかまま様
 このニュースはまだいろいろ続報がありそうなので、注目しています。今の娘さんは本当に可愛いでしょうね。きっと大きくなっても可愛いですよ。いろいろ苦労もあるかもしれないけど、それを乗り越えて「自分がここまで育てたんだ」っていう思いが強くなるから。まだ小さいのに、できることが増えているということは、今現在既にひかままさんの努力が実を結んでいるということですしね。
tomoko
2007/02/24 20:36

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