障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS 「契約」の時代・・ヘルパーさん

<<   作成日時 : 2006/09/25 12:02   >>

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 自立支援法に先駆けて施行されていた支援費制度をきっかけに、いくつかのヘルパー事業所を利用するようになりました。 

 親以外のケアを受け入れるようになってくれないことには、先に天国には行けません

弟君の学校行事等の理由で、月に2〜3回、休日や放課後にKをヘルパーさんに預けることがあります。

 ヘルパーさんを頼らずともなんとかやりくりできるかも、という場合もあるし、その方がお金もかからないのですが、そんな時でもあえてお願いすることにしています

 意志の疎通も困難な子です。前にも少し触れましたが、できるだけ多くの人に彼のことを知ってもらってそのケアのコツを掴んでいただきたいから。 

 親の急病等の緊急事態が発生した時、いきなり初めての施設やヘルパーさんをお願いしたのでは、お互いに戸惑うしKは多分悲惨な精神状態になることでしょう。いざという時のための慣らしは必要です。

 また、預ける時にたまたまKの情緒が不安定ということもあります。「どうしても、というわけではないのなら、今回は預けることを見送ろうか」と迷ったこともありました。でも、最近はそういう時でも心を鬼にして預けることにしています

 だって、本当に必要な緊急時にいつも機嫌がいいとは限らないのです。

 もちろん、ヘルパーさんや事業者さんの方にはそのあたりのことをしっかりお話しして理解・了承をいただき、(信頼できる方達だからこそ、思い切ってお願いできます)さまざまな状況を想定したケアノートを事前に渡しておきます。

 回を重ねて「いつでも大丈夫」という状態の預け先がある、それだけで、「これからもこの子と暮らしていける」という希望が生まれました

親以外でもわかってくれる人がいる、という安心感は、たくさんの可能性を見せてくれます。

  支援費制度、そして障害者自立支援法のもとでは、すべてが「契約」。それは、綿密な事前の根回しと双方の信頼関係の上で成り立つクールな関係

 クールというのは、冷たいとか事務的とかいう意味ではありません。互いの条件を確認し、プロとしての事業者・ヘルパーさんを信頼するということです。

 親よりも客観的な目で見てくれたり、子供自身も親と同じ甘えがきかない分、自分をセーブすることを覚えてくれたりする

 障害者に対して知識と経験を持つヘルパーさんは、理解も深いし対応も丁寧、親切。しかし、それに甘えて過剰な気遣いやサービスを要求したり、「お金を払っているんだから」と横柄な態度をとる保護者もいるらしい。(ヘルパーさんの側からそういうことを愚痴ることはないのだけれど)

 仕事だから。お客だから。 そんなふうにさっくりと割り切れるところと、それで済ませてはいけないところの微妙な線引きが、一般的な事業契約より難しい。

 信頼関係が築けるか否か。全てはその一点にあると思います。

 現実には、対応に疑問を感じたり親とヘルパーさんのケアに対する考え方にズレがあったりもします。でも、とことん話し合うとか妥協点を見つけるとか、そのたびに解決方法を見つけてその先に進みたい。それができる信頼関係を築くのが理想、と考えていますが。

 実際には、言いたいけどこれは言えないよな、みたいな状況もないこともなかったり・・・・(モニョモニョ)

 自立支援法の施行に伴い、契約の内容を根本から考え直す必要があるようです。また、頭が痛い。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
そうですよね。K君がなれた人に見てほしいですよね。ヘルパーさんも何度も会っていれば性格も分かってくれるでしょうし親御さんが安心して預けられる人が一番いいですよ。でも言いたい事も言えず我慢しなくちゃいけないなんてね。信頼関係が築けないですよね。
ちいこ
2006/09/26 15:34
ちいこ様
 本当にありがたいです。扱い難い子だから、扱い方を多くの介助者に知ってほしい。言いたいことを言い難いわけではないのですが、この要求はわがままなのか許されるのか、判断がつかない場合は躊躇しちゃうんですよね。考えちゃいけないと思っても、やはり引け目のようなものがあるのかもしれません。 
tomoko
2006/09/27 12:25

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