お付き合いの変化

 以前はよく一緒にランチなど楽しんでいたお母さんと久しぶりに会った。お子さんは既に入所しているが、もうずっと面会も帰宅もできていない、と言っていた。その後の状況を聞いてみました。

 「ガラス越しになら会えるようになったのよ。」

 リモートよりは納得してもらえるらしい。会いに行くたびに好きなお菓子や本などをおみやげに持っていくそうだが、最近はそちらの方を楽しみにしているようだとのこと。とにかく、直接顔を見て様子がわかるようになってよかった。
 ワクチン接種や検査陰性を条件に直接面会が許可されている地域もあるらしいが、ディスタンスとかマスクとかが徹底できない重度の人は難しいかもしれない。

 やはり交流が深かったお家のお子さんが新たに入所したことを知った。そういう動向もすぐには伝わってこない。
 親仲間同士、介護していた老親が亡くなったとか、きょうだいにあたるお子さんに赤ちゃんが生まれておばあちゃんになったとか。通常であればお付き合いに動きがあるような件も「こういう状況だから・・・」とお互いに遠慮してしまう。

 実際、子どもが小さい頃から支援学校関連で家族ぐるみで交流していたお宅のおばあちゃんが亡くなったことを知ったのは家族葬も終わったかなり後。偶然知った私も「内緒にしておいてほしい」と言われた。義理で人の動きを増やすのは不本意だし心情的には身内で簡素にしみじみと送りたかった、という気持ちを伝えられました。
 建前とか虚礼とか無駄なお付き合いを堂々と辞退できるご時世ではあるが、喜びや悲しみを心から一緒に分かち合いたいと思うこともたまにはあります。

 やや不調だったKに少しずつ笑顔が戻ってきた。彼に入所の順番が来る頃には、何の不安も規制もなく面会や帰宅ができるようになりますように。

この記事へのコメント

かめちゃん
2021年09月19日 08:15
入所施設の現実はそんな感じなんですね。切ないですね。実はうちは待機の順番が回ってきて11月に入所することになりました。面会や帰宅はできないのか?月末の契約で聞いてきます!
tomoko
2021年09月19日 08:40
かめちゃん様

こういう場合、「よかったですね」と言っていいのかいつも迷うのですが、一段落、ですね。
うちも待機はしているしこういう状況でも順番は進んでいるのでいつどうなるかはわからないのですが、「会いたくなればいつでも会える」「お出掛けだってできる」という前提が保証されないことに不安はあります。
 でも、親の老化や家族自体の変化は止まってくれないのだから、その時がきたら腹を括るつもりです。施設側の方針を確認し、しっかり話し合ってお子さんを送り出してあげてください。変化が成長を促すことも多い、と多くの先輩お母さんも言っていました。