障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS 立派な学生、社会人

<<   作成日時 : 2018/04/08 09:04   >>

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 家族に学生がいなくなると、春になっても「新学期」をあまり意識しなくなってくる。今年は桜も既に盛りを過ぎているし、いつの間にやら新年度、だ。

 支援学校の先生や後輩も既に知らない人ばかりで、同窓会行事からも足が遠のきつつある。それでもたまに現在の学校の様子を聞く機会があると、懐かしい。

 思春期真っ只中で、学校の指導や活動に戸惑ってパニックを起こすとか、福祉制度の利用申請とか、進路の悩みとか。現在の在校生が抱える悩みもほとんど変わらない。
 
 ひとつ、印象に残った話がある。

 「先生から、『方針としては、立派な高校生を目指してしっかりと指導したい』って言われました。支援学校の『立派な高校生』ってどんな高校生なのですか?

 一瞬、頭の中で「?」のマークがわらわらと湧いてきた。

 「うーん、いろいろなことができるようになるとか、就労への努力をするとか・・・」
 「でも、うちの子は重度です。一般就労とか自立生活とか、現実味が全くないんです。それに、『しっかりと指導』になってから情緒が不安定になり、問題行動もいろいろ出てきました。」


 「うちの高等部は、健常者とほぼ変わらずに振舞える軽度から自閉度も知的にも最重度まで、生徒の能力の幅が広い。しっかり厳しく指導されて効果がある人もいれば、必ずしもそうでない人もいる。」
 「ひと口に自閉とか知的障害とか言っても、その特性はバラバラですよね。そこから理解を求めないといけないことさえあるんです。」


 そこからしばらく、卒業生と在校生の保護者の間で「支援学校の、さまざまな障害程度における立派な高校生」についての議論(という名の雑談)が始まったが、結論は出なかった。
 
 Kも「立派な社会人」を目指すべきだったのかな。ふと考えたら、なんか笑えた。生活介護通所は、「社会に出た」と言えるのか・・・から考えてしまうと面倒なことになるから保留。

 でも、Kの高等部時代はケガや失明のおそれもある自傷やパニックへの対応が最優先だったから、「先のことよりまず今の問題」で先生方も動いてくれた。
 何か将来できることを・・・ということで厳しく指導をされる子は、本人に「できる」可能性があるからなのだろう。
 
 同じ施設に同じように通うKにも変化は訪れる。
 利用当初からずっとお馴染みだった職員さんが退職した。
 レクリエーション活動で交流していたご家族が転居した。

 さようなら、お元気で。
 新しい出会いにも期待しています。

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