障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS 脱施設、の伝わり方

<<   作成日時 : 2017/03/30 13:38   >>

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NEXT 未来のために「この町で生きる〜障害者福祉をめぐる模索〜」

・・・・という番組を、録画したまま放置していたが先日思い出してあわてて視聴した。施設解体を決めた知的障碍者の入所施設を取材した番組です。

 リンク先より、放送内容を引用します。

 知的障害者など37名が入所する「のぞみの郷・高社」(長野県)。「社会と分断された障害者福祉を根本から見直すべきだ」と考え、今後3年を目標に施設を解体することを決断した。しかし、地域で唯一の入所施設がなくなることに、家族や地域住民は戸惑いを隠せない。「受け皿がなくなる」「周りとのトラブルを避けるには施設は必要だ」などの声があがっている。「共生社会」は実現されるのか。施設解体をめぐる葛藤を見つめる。

 以下の文章は、私が番組を見た後に感じたそのままを書いたものです。

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 要するに、「施設から地域へ」を実践するため入所施設の運営をやめます、利用者さんは地域で暮らす準備をしましょう・・・というケースを取材した番組だ。

 その施設の保護者会で説明してアンケートを取ったところ、9割の保護者が退所を希望しないと答えたという。
 それはわかります。映像で見る限り、保護者のほとんどが高齢者。最初に聞いた時点ではびっくりでしょうね。

 親の立場から真っ先に思うのは、重度障害者の場合入所施設というのは親亡き後の最期の居場所ではないのかということ。 
 そう、なんとはなしに入所させた時点でゴールイン、上がり、というイメージがある。一般的には、ですが。

 しかし、今回の場合は施設がなくなるから皆自宅へ戻ってね、というわけではなく、本人・家庭の状況も踏まえてグループホームなども選択肢にあるようです。 

 そのグループホームを新しく作るため、予定地の区長さんに施設長さんが挨拶に行く。「問題行動もある重度の人も入居する」と聞いた区長さんは少し戸惑っていた。

 施設を出て地域で暮らしたとして、親も亡くなるさらにその後はどうなるのか。親だからこそ、それが不安だ。

 ただ、入所すると生活の自由度はかなり狭くなるのは確か。障害が重ければ、外に出る機会も少なくなる。若いうちに入所した方が早く馴染むというが、正直「本当にそれでいいのか」とも思うのも確かなのだ。これもまた、親だから。

 番組で取り上げられていたのは、乳癌を患って息子を入所させたシングルのお母さんが施設から帰ってくる息子を受け入れる様子だった。この息子さんが、年齢が近いだけでなく行動の様子がKと実によく似ていて、お母さんに甘える様子などが妙に微笑ましい(笑)。ヘルパーさんと外出させても心配になって後をこっそり追ってしまうお母さんの気持ちも、痛いほどわかる。

 親ひとりでは大変なこともあるが、すぐ近くに支援事業所があり緊急時にはいつでも助けに来てもらえるから安心だとか。確かにそれはものすごくありがたい。そうか、そういうところに手を掛けているわけだ。確かに、SOSを出せばすぐに応じて貰えるという支えがあれば家族も考えるところはある

 それでもやはり親はいつかいなくなる。重度障害者の自立は、その後どんなケアが受けられるかにかかっている。

 わがままは承知の上で理想をいえば、入所施設にも人手が充実して個別に細かな対応が可能になること。もう入所施設に手はかけないというなら、重度者向けのグループホームが増えること。それが難しいから、あれこれ迷う。 

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 ・・・・と、ここまで書いたところで、取材先施設の所長さんブログを読む。正直こちらの方が考えさせられました。
 テレビ番組になる、取り上げられるということはどういうことか。それが、どのように伝わるのか。 

 私には、上記の文章のように伝わった。そういうこと。
 番組を見る側もその情報がどう扱われているのか吟味してから受け取りたい。

 とにかく、所長さん頑張ってください! 

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内 容 ニックネーム/日時
初めまして、私には、後天性脳性麻痺の8才になる息子がいます。長男10才、次男8才です。たまたまこちらのブログに辿り着き拝見させていただきました。脳性麻痺の息子は麻痺事態は軽く歩けます。重度の知的障害があり気持ちを落ち着かせる薬も飲んでます。癇癪がひどくて力も強く爪でひっかかれることも多々あり私も気持ちが沈むこともあります。
こちらのご家族と少し似ている環境だなぁ(勝手に思ってすみません)と思いました。

これからもブログを拝見させてください!

タイトルと無関係なコメントですみません。
るみ
2017/04/02 12:01
るみ様
 浮いたり沈んだり、精神的なジェットコースターに乗っているような気がしますよね。毎日いろいろなことを考えてしまいます。お子さんは8歳とのこと、まだこれから大変なこともあると思いますが、今だからできる、間に合うということもたくさんあると思います。こんなブログですが、何かお役に立つのならば嬉しいです。ありがとうございます。
tomoko
2017/04/02 13:45

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