障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS 不安というより

<<   作成日時 : 2016/07/20 12:46   >>

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 前回の続き。

 確かに、Kは時々不穏な様子になる。そんな時は本当に心臓が縮む気がする。
 しかし、その状態が後をひかなくなった。また、安心グッズを求めるとその時点で落ち着いてくれるようになった。

 さらに、安心グッズを求める時に余裕の微笑みまで浮かべていることがある。もう、何がどうなっているのかわからない。

 思えば、心から安心できていた頃のKのベストな状態は、
   
・安心グッズは必要なし
・作業もレクリエーションも指示に従って穏やかに参加


・・・・・・だった。しかし、自傷がぶり返してからはとにかく落ち着いて情緒がそこそこ安定していれば充分、というレベルの見守り状態になった。で、少しずつ回復してきたわけですが・・・・そこで現在の?????な状態に気付く。

 そんなKの現在の毎日は。
通所先でもあまり作業には参加せず、居心地のいい場所を見つけて寝そべったり絵本を見たり、誘われて気が向けば散歩やドライブ、向かない時は居残り組の中でゴロゴロ。ネットやゲームに関わらないあたりで、もう落語に出てくる大店のドラ息子そのもの。そう、あの「湯屋番」で宇都宮の釣り天上飯を盛られる若旦那。生活介護とはいえ、親としてはもう少し働け、とお尻を叩きたい。

 その癖、妙に頑固になり自己主張も強くなった。以前は「ダメ」の一言で引き下がったことに、とことん抵抗する。ちなみに、同年代の知的障害者の親御さんから割と同じ話を聞きます。

 しかし、波はあるがおおむね穏やかだ。絶好調、ではないが、まあこんなものか、くらい。

 自傷や他害は自分の要求や状態をわかってもらえないイライラを訴えている、と言われる。そう言われても、何を求めているのか本当にわからないこともある。
 もしかしたら、Kは自己主張のしかたを少しおぼえたことでそのイライラが減ったのかもしれない。

 作業能力は結構高いと評価されていた。でも、本人はやりたくなかったのかもしれない。みんなで行事に参加するより、静かなところでのんびりする方が好きだったのかもしれない。その気持ちを尊重(?)されている今は、少なくとも一日中イライラしていることはない。うーん、そういうことなのかな。

安心グッズをフル装備した不穏な姿で、なんとも気の抜けた笑顔。まだ時々大きなパニックはあるが、回復も以前より早い・・・・ような気がする。先日も、朝泣きながら頭を叩いていたのに帰ってきた時は笑っていて「落ち着いていましたよ」と言われた。

 要するに、不穏な状態は消えていないがそれが長く続くことは減った。これは、私は少し嬉しい。
 地獄にたたき落とされても、それほど時間をかけずに這い上がれますよ、あまり気にすんな、ということだから。
 だいたい、二度と地獄に落ちませんなんて保証を求める方がおかしかった。

 ベストではないがベター。100点より65点の人が好き、って昔のアイドルも歌ってた。そんなふうにいられるのなら、それでもいいかな。

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