障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS 因果応報の理

<<   作成日時 : 2016/06/28 13:26   >>

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 行基様といえば、昔日本史で習った偉いお坊様。奈良時代に日本各地を回り、仏の教えを広めただけでなく土木や福祉事業にも貢献されたという。

 「日本霊異記」の中に、その行基さまのお話がある。ありがたい説法を聞こうと集まった人々の中で、大声で泣く子どもを背負った母親が困っていた。まわりの人も迷惑している。その子どもは10歳になっても歩けず話さず、泣き叫ぶばかりの子どもだった。

 行基様はその母親に、「その子を川に放り捨てなさい」と言う。
 その子の前世において、母親の前世は彼に借りた物を返さない人だった。そして、二人は親子として生まれ変わった。つまり、母は子に仕えることでその借りを返しているのだという。

 母が迷った末にその子を川に捨てると、それまで喋らなかった子が前世の恨みを捨て台詞にして消えた
 「日本霊異記」は主にこういった因果応報説を中心にした仏教の説話集だ。


 そういう、いわゆる「因果応報」論は私達には耳タコ話です。「その因果を断ち切るために●●教に入信を・・・」とか「霊験あらたかなお守り(壺などでも可)を・・・」などというお誘いもよくあった。
 私は前世でどんな悪行を働いたのやら、残念なことに全くわからなかったので、対処を誤ると怖そうな霊的処置はご遠慮させていただいた。

 しかし、この行基様の話はこれだけ聞くと今までの耳タコ話と少し違うような気がした。行基様は、この障害児(?)の母に「はやくその子を捨てろ!」とかなり強く促したらしい。
 前世の罪、というか借りをきちんとかえさなければいけない、という教えならば、その子を手放さずに償う道を示すはずだ。

 つまり、「前世で借りを作っていても現世で苦しんで返すことはない」ということ・・・・なの? 相続で負債を放棄できる、みたいな?
 原文でしっかり読んだわけではないので、きちんと読めば別の解釈があるのかもしれませんが。

 私はKの前世に負債があるということか。放棄して踏み倒してもいい、ということであったとしても、さすがにそれは心が痛む。
 前世の自分の悪事(?)の被害者が我が子の前世であるならば、仕方ないかもしれない。よくわからない神様に寄進したり壺やお守り買ったりする理由もなかったわけだ。よかった。 

 最初はこの本で読みました。



 なかなかエグいお話もありますが、あまり陰湿な感じはなくのどかな普通の昔話っぽい読後感。もともとの「日本霊異記」自体がそんな感じらしいです。今度、対訳付きの原文を読みたい。

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コメント(2件)

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ご無沙汰しております。
せっせと前世の借りを返しております(笑)
川に流さず、しっかりと利子つけて返すしかないですな。
リンコ
2016/06/28 17:14
リンコ様
 本当に、利子までつけて返したら来世はさぞいい思いができるだろう・・・という、変な励みになっています。くれぐれも、お体は大切になさってください。
tomoko
2016/06/29 12:32

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