障害児Kとおたく母の疾走日記

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<<   作成日時 : 2015/12/21 12:49   >>

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 平和な年の暮れである。
 去年の秋冬は数年ぶりに自傷が再発し、暗い表情で過していたK。思春期真っ盛りの頃ほどではないものの、顔に痣をつくり血尿も一度出て久し振りに整形外科と泌尿器科へ。それぞれ特に異常はなかったが心配だらけだった。

 今年はなぜか一転、機嫌良く穏やかに過している。笑顔も多く、安心して見ていられる。
 去年はなんだったのか。理由もきっかけも全く思い当たらない。

 ただ、去年の不調を境に明らかに変わった点がいくつかある。

 まず、自分の意志を強く示すようになった。以前はだめと言えば簡単に諦めていたのに、最近は絶対に引かないという姿勢を見せることも多い。本当にだめなこと・危険なことはこちらも絶対に許さないし、そんな時もかなり抵抗はする。でも最終的にパニックにならずに終わっている。

 今までは、おとなしく諦めたように見えて実は諦めていなかったのかもしれない。ただ、「どうしても」という気持ちが伝えられなかった。私達が勝手に「言うことをきく良い子」扱いしていただけ。

 そういえば、今、表情やしぐさで元気に「いや!」と伝える様子が少しドヤ顔に見える。

 また、自分で選択することが増えてきた。
 外出の時に買うお菓子や絵本。家で見るDVD。ずっとこちらが選んでいてそれを受け入れていただけだったのに、今は「違う、こっち。」と示すようになった。

 ああ、本当に好きなもの、嫌なものはこれだったのか、とようやくわかったことがたくさんある。恥ずかしい親だ。

 扱いにくくなった。でも、今の方がやや高度な(?)やりとりになった気がする。ちょっと「いい感じ」。昨年の不調は知恵熱のようなものか、とも思えてきた。

 Kのような障害者の場合、「意志が強くなった」というのは「こだわりが固まってきた」とイコールで、この先さらに扱いにくくなるのでは、という心配もある。でも、「扱いにくい」というのはこちらの感覚だ。Kは「自分で要求できる、それを通してもらえる」という新しい世界への扉を開いただけ。

 納得できないまま従い、ストレスを溜めてパニックになるよりは、時にこちらを困らせてドヤ顔してくれている方がいい。

 これからも不安定な時期はあるかも、という覚悟はしているけれど、今はこの「いい感じ」を楽しんでいたいです。

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