障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS 必要ないんだもん

<<   作成日時 : 2012/01/14 15:35   >>

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 障害児学童クラブの指導員さんと、日常生活におけるKの身辺自立について話をしていた。

 たとえば、トイレについて。
 トイレに行き、照明をつけて用を足し、水を流し、パンツをはいて戻ってくる。これは、何も言わなくてもできる。

 しかし、便座を戻して蓋をする・照明を消す・ドアを閉める・・・は、指示しないと自分からやらないことが多い。
 まったく困っちゃいます、とため息をついたところ、指導員さんが言った。

 「それは、K君にとってはやらなくても全然困らないことだからですよ。」

 言われてみれば、そうだ。
 用を足してしまえば最低限の目的は達成する。パンツとズボンはちゃんとはかなければ足にからまるし、今は寒い。水が流れるのを見るのは好きだ。

 あとは、照明が付けっぱなしだろうがドアが開けっ放しだろうが、K本人は痛くも痒くもない。その動作に面白味もない。その行為をする理由が、彼自身には全くないのだ。

 そういえばお菓子をあげると自分で器用に包みを取るようになったが、それをゴミ箱に捨てるとか、食べこぼしを片付けるとかは指示しなければ自分からはやらない。食べることが目的なら、その達成に関わる部分以外は余分なことなのだろう。彼にとっては。

 「あんな複雑なことはできるくせに、こんな簡単なことができない」のはなぜだろう、のヒントかもしれない。

 マナーだから、とか他の人が不快だから、とか不潔だから、なんていう理由は彼の障害の重さでは理解できないし言い聞かせてどうなるものでもない。でも、将来のことを考えれば改善していきたい。どうしたものかしら。

 「ひたすら、手取り足とり、繰り返し、ですね。」

 あ、やはりそれしかないですかね。ならば、そうしていきましょう。これまでと同じように。
 
 作業所に入ったばかりの人が、せっかく一日かけて作業した品物を、作業終了の時に元の状態に戻していたという話を思い出した。
 「何かを終えたら元通りに後片付けをする」が徹底されていた人だったらしい。作業の種類にもよるが、その人にしたらその作業は学校の活動や遊びと同等に感じられるものだったのだろう。教えることは難しいけど、皆それに応えようとはしているのだ。

 でも、必要ない部分でいらぬこだわりの行動があるのは何故か。・・・・それが、楽しいから。
 そういうことらしいです。

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コメント(2件)

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同じことを繰り返しやらせながら、イライラして思わず舌打ちしてしまう自分(^^;。知的障害児を育てていると自分の中にある嫌な自分を目の当たりにして苦しい時が多々あります。
ケンママ
2012/01/17 21:22
ケンママ様
 自分の嫌なところ、たくさん見つかりました(笑)。でも、絶対無理と思っていた生活をなんとか続けているというだけで、意外と耐性があるな、と自分を見直したりしています。そんなものかと。
tomoko
2012/01/18 11:58

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