障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS 笑っていい・・・のか?

<<   作成日時 : 2010/12/15 15:03   >>

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 「なんかすごいもの見ちゃった気がするんだけど、あれってアリなの?」こんな感想もあった。
 NHK教育「きらっといきる」の「バリバラ(バリアフリーバラエティー)」スペシャル、その名も「笑っていいかも」。

 これを企画してそれが通るのが、NHKのすごいところなのだろう。民放ならまずスポンサーはつかないと思う
 それくらい、賛否の分かれる(と思われる)内容だった。見た人ひとりひとりに感想を聞いてまわりたいとさえ思う。

 障害者のお笑い、「SHOW-1グランプリ」。障害者同士、もしくはヘルパーさんや支援校の先生とコンビを組んだ障害者がその障害をネタにした漫才やコントを披露して優勝者を決める。
 車いすのテクニックや言語障害をネタにして笑いをとる。知的障害者がひたすら駄洒落を語る。

 障害者運動会では、伝わり難い言葉をどう伝えるかという「伝言ゲーム」。
 ゲストとして見ている健常者の芸人さんや放送作家は「すみません、いいのかな、と思いつつ笑っちゃいました。」と言っていたが確かにそうなのだ。
 戸惑いつつも、ネタの面白さについ笑っている。笑ってしまった自分はどうしたらいいのか、一瞬迷う。その繰り返しで2時間。

 障害で笑いをとる、ということに関しては、障害を持つ当事者でも不快感を示した人がいた。
 ただ、「子供の時から運動会はいつも応援だった。思い切り参加したかった」という人の気持ちはちょっとわかる。

 差別とかの辛さじゃない。皆優しく接してくれるけど、ほとんどの場合「気の毒ね」「大変ね」という目線が伴う
 私は本人ではなく保護者だから、優しくしてもらえばただひたすらありがたい。しかし、本人として常にその目線を意識しているのはしんどい、という人もいるだろう。
 
 だったら、いっそ笑ってほしい。そういうことなのか。
 でも、そういう気持ちをそんなふうに表現して世に問う、それもまた知的にはほぼ健常かそれに近いレベルだから。私にとっての着地点は常にそこ。
 
 とはいえ、健常者にも障害者にも不快を示す人がいたのは事実。なんともいえないけど、障害というものをどう捉え、どう意識しているかで受け取り方も変わるのかもしれない。
 確かに、私もギャグの部分は面白かったが障害を武器にして健常者をターゲットにしたドッキリ企画はちょっといただけなかった。気遣っている人の気持ちを弄んでるようで。

 共感できる仲間や理解者の間でやりましょう、ということになるのかな。なんか、「以下○○ネタあり、閲覧注意」というサイト注意書きを連想した。・・・・うーん、おたく的な扱いの分野で安定するかも。

 ゲストのひとりが、「かわいそう、とか笑っていいのか、という気持ちを起こさせるならまだ腕が悪い」みたいなことを言っていたが、そういうことなのだろうな。

 直球なのか変化球なのか、解釈に裏読みをしていいのか否かもわからない、でも考えるきっかけだけは確実にくれる企画でした。できればいつか、夏の終わりにあの24時間の裏でコソッと放送してください。

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
息子の支援級も人数が多いので発表会は支援級のみで結構長い劇を毎年します。
その劇になぜかかなりの数のギャグを必ず入れるんです。
一般の保護者の方々は笑ってくれますが、果たしてそのギャグが面白いのか、それとも障害児達が拙いながらも一所懸命ギャグを言う姿に「頑張ってるわね」「微笑ましいわね」と笑ってくれたのか・・・とつい考えすぎてしまします(笑)中には意味も分からずギャグの台詞を言っている子もいるので。
生徒たちは当然ですがシー・・ンです。ウケるはずないですね〜。

NHKはスポンサーが集金な分、偏りもありますが意表を突いた番組もたまにありますね。
24時間テレビを観た後に観てほしい番組かも。ただ感動していればいい番組ではないですもんね。
もよこ
2010/12/15 21:51
ほ〜〜〜〜、見たかったナァ。どんなんだったんだろうか?
 よく障害児の親同士が、ギャグで障害の事を笑いにして話すけど・・・そんな感じなのかな?見たかった。再放送するかな?
キョン
2010/12/15 23:14
もよこ様
 そういえばうちの子が中学部まで通っていた支援校の発表も、以前はやたらとウケを狙ったものが見られました。保護者の一部から不快だとクレームがついたとかで、今は普通になりましたが。
 こうしろといえば嫌だと言わない子がほとんどだから、親にしてみれば先生に遊ばれてると思えないこともないですよね。ほんと、24時間の後にこれを見てほしいです。
tomoko
2010/12/16 12:16
キョン様
 再放送は、どうでょうねえ。評判とか要望による、のではないでしょうか。番組のレギュラー枠でも月イチくらいでやっているので、いちどご覧になってください。親のギャグなんてまだ甘い、という感じでした。
tomoko
2010/12/16 12:19
おお〜、それは知りませんでした、見てみたいような見てみたくないような・・(^^;)

>「かわいそう、とか笑っていいのか、という気持ちを起こさせるならまだ腕が悪い」

うん、これには共感です。作業所で作っているものにしろ、24
時間テレビにしろ、「障がい者が頑張っているんです」というのを全面に出している感がおおあり、中国の聴覚障害者の踊り「千手観音」レベルくらいに、障がいを忘れて感動できるレベルのものを是非観てみたいですね。
ちえのすけ
2010/12/16 20:06
ちえのすけ様
 あの千手観音は、既に障害がどうとか関係ないレベルですよね。作業所の製品だって、別に障害者が作っているということ抜きでいい物もたくさんあります。
 頑張っている姿だけでなく、頑張る力も残っていない人とかこんなふうに「ちょっと力を抜かせてよ」みたいな人ももう少し紹介してほしいです。
tomoko
2010/12/17 11:57
以前、コーナー枠での漫才を観ましたが、レベル的に無理があったと思います。
普通のお笑い番組でも笑えない芸人っていますよね。その感覚でした。「ブサイク」や「デブ」を笑えても、障害者の「障害」ネタで笑いをとるのは、かなり高度なテクニックがないと難しいでしょうね。
NHKの障害者番組枠だからできたことですが、番組の中で鍛えられて、レベルアップしていってほしいなあ。
ホーキング青山氏あたりがテレビにどんどん出て来れる日ってくるんでしょうか。日本のテレビってすぐ自主規制しちゃうから、期待薄ですけど。

私の友人が、寝たきりの我が子を「何でできないの!」って叱ってしまうって言った事がありました。
「その気持ち、わかるぅ!」って笑い合った事がありました。介護する人間の抱える不穏な気持ちをそうやって笑って吹き飛ばす、そういう笑いもあります。やっぱり笑うって力になります。

まー
2010/12/18 09:39
お疲れ様です。
なんかこの番組話題になってますね。
残念ながら観てないのですが。

どんな人にも
障害者って、面白いじゃん。
と単純に思ってもらえるといいなぁ。と思います。

でも
親としては子供も障害もひっくるめて
「もうこの子ってほんとバカ!w」とは笑えても、我が子が笑われるのをただ見ていることは難しいです。

我が子が他人を笑わせているのを見過ごせないのが「こっち側」のハードルかな、と思います。
koma
2010/12/18 18:23
まー様
 レギュラー枠で見たことはなかったのですが、お笑いとしてそれほどレベルが高いというわけでもないのですね。障害をデブやブサイクと同じとらえ方で、というのはやはり無理があるのでしょうか。「障害は個性」っていう考えも苦しいのかな。ホーキング氏が民放でレギュラー番組を持つ日はくるでしょうか。
 親同士で子供との日常をギャグにするのはよくやります。なんとなく気持ちが軽くなります。
tomoko
2010/12/18 20:01
koma様
 >我が子が他人を笑わせているのを見過ごせないのが「こっち側」のハードルかな
 
 それはありますね。あの番組に出演していた方々の親御さんはどう見ていたのでしょうか。表舞台に立てたことを喜んでいるかもしれないけど、私だったらそれにプラスして何か複雑な気持ちがあったかもしれません。でも、本人が障害をしっかり受け止めている、と考えるならそれもよし、と思えるかな。
 
tomoko
2010/12/18 20:07
「SHOー1」グランプリのところだけ見ました。
グランプリの「脳性マヒブラザーズ」は下手なお笑い芸人よりネタがよく出来ていたと思います。色々活動されてるようなので「さすが」といったところでしょうか。個人的にはエロ落語も面白かったです。峰不二子似のヘルパーさんって・・。
gege
URL
2010/12/19 13:00
gege様
 実は私も、その二組がすごく面白くてびっくりしてしまったのです。開き直ってというよりとても楽しそうに演じているのを見ると、こういうのがあってもいいんじゃないかと思えました。不二子ちゃん二似のヘルパーさん、もしいたらひっぱりだこですね。
tomoko
2010/12/19 20:37

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