障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS ほめどころ

<<   作成日時 : 2010/09/15 12:26   >>

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 「いや、成長したねえ。」「すごいすごい」

 この夏妙にお利口になってきたKの行動に対し、つい反射的に言ってしまう。よくわからないが、なんかすごく面白いのだ。
 このところやたらに「お利口になった」を連発していますが、具体的には以下のようなことです。

 ・ 椅子の上に置いてあった雑誌をテーブルの上に移動させてから座った
 ・ ジュースをちょっとこぼした時に、ふきんで拭いた
 ・ トイレットペーパーが残り少なくなったのを見て新しいものに替えろと主張
 ・ お風呂からあがるときにおもちゃのじょうろを片付けた
 ・ ガムテープ持参で、こわれたおもちゃを直せと要求してきた
 ・ 床に落としたボールペンを拾い、元どおりに置いた
 ・ ジュースを飲み終えたコップをテーブルに戻しにきた


 すべて、高校生になってからの行為です。
 その高校生に対して、「よちよち歩きを始めた幼児の動作のひとつひとつに感激して目を細めている両親」という図が日々繰り返されているのです。

 こんなことすら、やってくれなかったのよ。いままでは。
 あきれられるの覚悟で告白。

 本当の幼児の頃は、当時期待していた成長を全くといいほど見せてくれなかった。その失望は半端じゃなかった。
 今になってその穴埋めをしてくれているのかもしれない。

 ただね、やはり以前より扱いにくい。着るものとかおもちゃとか、それまでになかったこだわりのようなものができやすくなった。
 それも新たな問題ではあるのですが、これまでずっと「反応が少ない」のが辛かったのでかえって新鮮な感じ。いや、手を焼いてはいます。「いいかげんにしなさい!」なんて大声を出すことも増えた。

 規定どおりの成長・発達をしない子供なんて想定外だ、認めたくない、そう思うのが当然でしょ、と思っていた自分が。こんな今更成長といえるかどうかさえあやしいことに素直に喜べるようになっている。

 子供を育てるということをただ続けているだけで人は変われる。その奥の深さというか懐の深さに驚いています。

 たまには普通に、子供の作品など
画像

 美術の時間に作ったというメモクリップ。支援学校も高等部になると「図工」ではなく「美術」です。まだ精神的に不安定だった去年の作品。今年はこの頃より製作にも楽しく参加できているようです。

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コメント(10件)

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ほめどころ!どれもすばらしいです。とくに・・・トイレットペーパーが残り少なくなったのを見て、新しいのを要求とはすばらしい。大人でも「あ、なくなった。しまった予備忘れた」というのもよくあると思います。
おもちゃの修繕にもガムテープ持参とは・・・なんてすごい方なのでしょう。
あと、美術は子供心をもっている方がうまい場合が多いのです。(大人になると自分は工作や絵が下手だという暗示を自分にかける人が多いため暗示どうりへたになっていくのです。)
仕事で大学の先生の話をイラストにしたことがあるのですが、大学の先生の下絵のあまりのひどさに絶句。(いや、だから絵描きが商売として成り立つのですが)
息子さんの2つのどんぐり美術、味わい深くとてもいいですね〜(^v^)
ぺんぺん草
2010/09/15 14:58
初めまして、ロム専から脱出してみました♪

息子さん、素晴らしいですね♪

今に出来た事じゃなく 今まで見てきて学んだ事が 花開いた感じ♪

ステキです。

お母様も 今までの息子さん像を 塗り替えて新たなものにしなければなりませんね♪

新たなスタート、見守っています♪

2010/09/15 16:14
ぺんぺん草様
 これまでのどんな場面が彼の脳にどうインプットされてきたのか、その過程を解明したいです。実に興味深い。おもちゃの場合、直してやっても数分後には同じところを壊してまた・・・という、お猿行動ですし。
 絵のお仕事というのはそういうご苦労もあるのですね。そういえば、家族一同芸術的素養はほぼ皆無なのですが、自分も子供も含めてうまいとかヘタとかを意識せずに描いていた頃の絵はなんとなく味わい深いです。
tomoko
2010/09/16 12:09
空様
 初めまして。そうですね、何もできなくて当然と思っていたのに、とりあえずやる気だけは見せてくれるようになり、驚いています。できなくても仕方ない、という意識を変えることから始めたいです。本当に、いろいろ塗り替えていきたいですね。
tomoko
2010/09/16 12:12
読んでいるだけでワクワクしました♪

お母さんであるTOMOKOさんは、どれだけワクワクされた事でしょうか〜


K君、すごいすごい。


これからが楽しみな素敵な彼ですね♪



2010/09/17 01:40
蒼様
 ありがとうございます。本人なりのこだわりも強くなっているので、面倒なこともかなりあります。でも、10年遅れてやってきた成長と思って頑張ります!
tomoko
2010/09/17 13:03
Kくん、やる〜ぅ!(^-^)v
日常生活の中で、tomokoさんやご家族が何気なくやってこられたことや、
また、根気強く教えてこられたことを、少しずつじっくりと学んでいたのでしょうね(^-^)
娘たちの通う(通った)中学校には支援学級があり、
娘たちのお友だちのご兄弟も通っていたりと、障害を抱えたお子さんやお母さん方と関わる機会も多いのですが、
tomokoさんやキョンさんのブログに出会うまで、重い障害を抱えたお子さんや、また、そのご家族の日々の暮らしや心配事について、
何も知らなかったし、恥ずかしながら、全く考えてみたこともありませんでした。
おふたりのブログに出会って、陰ながらこっそりと、日々一喜一憂しています。
先日の日記、夏休み明けの登校時、Kくんがプールの方に向かって歩いていったお話…
吹き出しつつ、なんだか嬉しくなっちゃいました。お母さんと行ったプール、楽しかったんでしょうね(^-^)
ミムラ
2010/09/17 19:48
ミムラ様
 ありがとうございます。同じような立場のお父さんお母さんも、こういう形で少しずつでも何かを伝えていけたらいいな、と考えていると思います。障害もまた千差万別でその間での理解も充分とはいえないし、そういう隙間も埋めていければいいですね。
 今年は暑さのためプールもお風呂のようでしたが、それでも楽しめたということはわかったので、よかったです。
tomoko
2010/09/18 14:37
私の彼44歳も軽度知的障害で療育手帳持ってます
職場でよく「貸した時はお礼言われたけど返す時にお礼言われなかった」とか裏で色々言われていて悲しい思いをしています
「返す時に有難う言って渡してね」優しく言うと素直に出来ます
ただ単刀直入に「返してね」だけを言うと、これまた素直に指示通り黙って返してしまう節があります
彼の母が彼に依頼する時かなり細かく指導してます
彼の永遠の課題なのかなとも思っています
はな
2010/10/09 23:14
はな様
 やはりそういうタイプの人の親御さんは、そのたびに、こと細かに教えています。そうするしかないから、だそうです。ひとつのことから他のことまで察することができないのが障害なら、しかたないし周囲の人が支援してあげなければいけないのでしょうね。ぜひ、見守って支えてあげてください。
tomoko
2010/10/10 15:16

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