障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS 続続・支援学校高等部というもの

<<   作成日時 : 2009/06/14 14:10   >>

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 前回の続き、というか追記。

 少し前、Kが支援学校中学部でお世話になった先生にお会いする機会があった。
 高等部入学以降のKのグダグダ状態についてもお話ししました。

 前回書いた、私が感じる「高等部の厳しさ」についてちょっと触れたところ、

 「確かに、高等部というのは『無理なら行かない』というのもあり、です。でもね、福祉や障害に関する最近の状況を見ていると、最重度の子に対する教育というか指導ということを高等部でも再考したほうがいいのでは、と私は思うんですよね。」

 さらに。

 「たとえば、ノルマもなく時々クールダウンしている子を『ずるい』と認識できる子なら、『あの子は頑張っているんだけどあなたのようにうまくいかずに苦しんでいる』みたいなこと(理解してもらいやすい言い方を考えて)を説明すればわかってくれるかもしれません。」
 
 なるほど、一般就労が可能なレベルの子であれば、そういう多様性を認める力も必要になるかもしれない。

 もちろん、これもまた私とこの先生との間でなんとなく交わされた、あくまで「個人的な考え」です。

 この先生はKが中学生の頃いちばん荒れた時期に、本当に試行錯誤と工夫を重ねていろいろな可能性を開いてくれた方でした。
 
 障害児が生きていくために身につけねばならないこと、必要なこと。千差万別の障害特性に合わせてそれを教える、というのは確かに難しい。正解とか王道なんてないに等しい。いろいろな「個人的な考え」を集めることで道が見えてくることもあるだろう。

 Kのことを真剣に考えてくれて、意見を言ってくれる人がいる。本当にありがたいことだ。 

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
少し前は、施設が空いているうちに高等部へ行かずに施設へとか中退して施設へもあった気がします。しかし、学校と施設の人的配置の差も歴然としていることです。学校は、砂糖菓子。社会に出たら唐辛子。の揶揄もありました。
それは、障害を持たない世界も同じかもしれません。息子の学校も多くの子どもが一般就労してそれはそれですごいことですが、その中で自立して一人暮らしできる人がどれくらいいるだろうか?グループホームの整備はその人たちをカウントして進められているのだろうか?
そして、卒業後入所施設が必要な人も確かに必ずいます。国は、入所施設の新設も認めるべきだと私は思います。高等部はあっというまです。子どもはもちろん先生も親も着地点目指して努力はしますが、その後のそれぞれの子どもの住まいの場を私は、とても心配しています。
じゃいこ
2009/06/14 15:09
前回の記事と併せてじっくり読ませて頂きました、
高等部〜社会へ出るっていうこと、まだ息子は小学生ですが、現実はこうなんだな〜ってすごい実感して、なんともいえず、心にこたえて、勉強になりました・・・

障がいはそれぞれまちまちでも、いずれみんな、学校という庇護を抜けて社会という泥沼にこぎだしていかねばなりません。そのために何ができるのか・・・試行錯誤ですね・・・


ちえのすけ
2009/06/15 12:18
じゃいこ様
 そう、厳しいといっても本当の社会に比べたら学校は甘いそうですね。利益を出す仕事ができる、完全な自立ができる、そういう人がどれほどいるか。今は障害程度の区分で入所ができなくなってしまうこともありますが、その判定も納得できる結果ではないこともあります。
 楽な暮らしをさせるどころか最低限の生活さえ危うい(少なくとも親からはそう見える)現状は、変わる日がくるのでしょうか。
tomoko
2009/06/15 12:23
ちえのすけ様
 高等部は支援学級から来た軽度の子と最重度の子が混在しており、入学当初は双方の親も子もちょっと戸惑うみたいです。クラスは分けるとはいえ、先生方も大変なようですね。卒業後も不安定な状態の人も増えており、頭が痛いです。
tomoko
2009/06/15 12:40
真剣に考えてくれる方がいらっしゃるのは、本当に幸せですね…
大事にしたいですね…
たかびごん
URL
2009/06/16 21:23
はじめまして!
いきなりコメントする失礼をお許しください。

ずっと読ませていただいているのですが、今まさに私が漠然と抱えている不安を丁寧に文字にしていただき、なんていうのか。。。心の中で形にならずにいたものをすっと書いてくださっているので、読んでいてとてもホッとします。

うちの子供は6年生。最重度判定です。

この子たちが学校という温室から出たとき、どれだけの社会力を身につけているか、そのスキルの種類などによって生き易さが随分違ってくるのだと思っています。

障がいの特徴はそれぞれ。
マニュアルも大事だけれど、もっと臨機応変に対応できる余裕が、色々な場面で必要なのですよね。
奈々子
2009/06/17 09:25
たかびごん様
 本当にそうですね。このような人々と出会えたことを、心から感謝しています。
tomoko
2009/06/17 12:37
奈々子様
 はじめまして。小6くらいになると将来について具体的に考え始めるので、不安は大きいですよね。学校にいられる間に少しでも多くのことを吸収してほしいと思いつつ、通うことさえ危ない、なんてことも実際はあるわけです。
 さまざまな状態の子供達が社会に適応できるように、またそれとともに社会もこういう人達にあと少しでもいい、適応してくれるようになってくれればと思うのですが。今のように余裕を失いつつある時代では難しいのかな。
tomoko
2009/06/17 12:47

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