障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS 支援学校高等部というもの

<<   作成日時 : 2009/06/03 12:39   >>

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 障害児学童クラブの保護者代表として高等部の校長先生にご挨拶に行ったときのこと。
 校長先生は「一年生でもトップクラスの問題児」であると思われるKについてもご存知でしたが(だから、そこがもうなんというか・・)、

 「いろいろな子がいて、それを支援する学校です。気になさる必要はありません。」

 こういうぶれない姿勢を見せていただくだけでもう、心強いというか励まされます。

 また、支援学校の高等部というものについて。

 どうしたって、ここが最後なんです。最後の3年間なんです。その後は、どんな形であれ社会に出て行かなければならない。なんとしても、その道をつけてやらねばなりません。」


 もう療育ではない、実際の仕事に適応する能力を伸ばしていくことが重視されている。この不況のせいで、卒業しても進路が確定せず自宅待機とか不定期通所の人も多いとか。一般の会社から解雇されて作業所に戻る人が増えたために希望の作業所の空きがなくなったという人もいるらしい。

 中学部の保護者が作業実習見学に行き、顔見知りの生徒にちょっと手を振ったところ、担当の先生から「すみません、手を振るのは結構ですが仕事中に応じることはないように教えています。」とやんわり言われたとか。
 それくらい、厳しい。

 一般の企業に就職すれば、仕事は普通にこなせて当然、失敗すれば注意される。それが社会。また、作業所だって今は運営は厳しいし受けている仕事の期限などもあるから、楽しみながらやりましょうね、なんて和気藹々とばかりはしていられない。
 
 「よくできたね」「頑張ったね」という言葉の安売りが、社会に出た後で「ほめてもらえない」ことのストレスに繋がって挫折することもあるという。

 これまでは、この社会で親である私達がいろいろな方面と折り合いをつけて生活してきた。
 これからは、K本人が自分の納得できないことに折り合いをつけていかねばならない。「重度」の彼に、義務教育ではない高等部で学ばせたいのはその力なのですが・・・

 そうできるように努力してはきたけれど、努力が必ずしも理想的な結果にならないのが「障害」です。そんなこんなのことでちょっと考えることがありそうなので、いずれまとめてみたいです。 

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
校長先生みたいな言葉、よく聞きました。
私の学校は、小中高ありましたが、高等部の
先生のレベルが一番高い気がします。
子どもも意外に大勢の中で頑張れましたよ。
卒業すると学校ほど良いところはない気がします。
じゃいこ
2009/06/03 14:14
「ほめてもらえないストレス」っていうのは、以前読んだ本にも書いてありました。養護学校だと、ちょっとでも出来るとめちゃくちゃほめる・・・でも社会に出れば、出来て当たり前。そのギャップについていけなくなる・・
それが怖くて、高等部にいかせずに就労させた話を聞いたことがあります。

高等部ともなると、養護でも厳しいのですね・・・うちはまだまだだと思っていても、あっという間にやってくるんだろうな〜。
ちえのすけ
2009/06/04 10:57
じゃいこ様
 お子さんが成人している親御さんの間でも、学校はよかったよね、という言葉はよく聞きます。どんなに厳しいと感じても、卒業後の社会よりは守ってくれたから。学校にいられる間に吸収できることを大切にしたいです。
tomoko
2009/06/04 12:56
ちえのすけ様
 うちの方では、中学校は作業中に褒めることが多いけど高校は厳しいので、社会にでる前に厳しさを学ぶには高校でワンクッション入れて・・という感じです。中学から直に就労、の方がギャップが大きい感じなので。どちらにしても、今のご時勢では障害者に余裕のある対応を、というのは余計に難しいでしょうね。
tomoko
2009/06/04 13:00
 特別支援学校といえども高等部は確かに義務教育とは違う気がします。厳しいといえば一言で終わりですが、社会に出る力をつける場所のようです。先生方もそういう気構えで生徒たちに接している感じです。とはいうものの特別支援学級から進学してきた生徒たちを見ると別の次元にいるので比べないようにしています。
ちなみに特別支援学校の高等部を卒業しても学歴は高卒にはならないんですよね。まあどうでもいいかな・・
イソップ
2009/06/06 12:07
 ウチは、超重度なので、無理させるのが無理なので、自分の力に合った場所を選ばせました。今の施設に通えて運が良かったということもありますが。もしかしたら学校の時より安定しています。親の私も。
 あまり無理せず、お子さんに合った場所が見つかりますように。
キョン
2009/06/07 11:16
イソップ様
 学歴がものをいう進路ははなから想定外なので(笑)、高卒資格については全く考えていませんでした。支援学級からきた子と比べるなんて、さらに考えられないし。
 義務教育ではない、その一点でこれほどに違うのかということを知りました。
tomoko
2009/06/07 12:15
キョン様
 正直いってしまえば、うちの子も一般就労はおろか一日中仕事をするような作業所も多分無理、生活介護施設に通ってまったりと・・・みたいになるんだから、厳しく仕事させてストレス貯めさせるのはどうなんだろう、なんて思います。キョンさんの息子さんのように行き届いた施設でのびのび過ごせる日が来てくれればいいな。今は、「大人になってもあまり役には立たなかったけど経験にはなった微分・積分を勉強させている」みたいに思っています。
tomoko
2009/06/07 12:23
肢体不自由児で、今小2です。
来年は特別支援学校に転校を視野に入れています。
1歳になるころ、療育園に入るとき、
何でこんなに早くから進路に悩まなあかんの、と思いました。
特別支援学校に入るともう普通校には戻れないのかな…中学は…高校は…悩みます。
きっと、どなたかもおっしゃってましたが、あっという間に来るんでしょうね。
一番辛いのは、同じ支援学級のお母さんに
ちょっと言ったことを言いふらされたことです。
担任の先生は不確定なことは
言うな、と言われました。
辛いです。
でも、今私が悩むことが将来子供が悩むときに
ちょっとでも支えになれたら、と思い頑張ります♪
はるな
2009/06/12 15:14
はるな様
 肢体不自由のお子さんについてはよくわからないしお子さんの障害の様子もわからないのですが、支援学校、支援学級で得ることのできる知識や情報はとても貴重です。将来をお子さんと一緒に考える上で大切なこともたくさん教えてもらえます。親切な仲間からではなく辛い経験から学んだこともありました。何かにくじけそうになった時は、そう思うだけで「負けるもんか」と思えますよ。
tomoko
2009/06/13 21:11

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