障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS ゴール、ふりだし

<<   作成日時 : 2009/03/02 13:48   >>

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 支援校高等部入学準備を少しずつすすめる。
 これまではなかった制服を毎日着て登校し、作業着も着る。ボタン、ベルトも自分で手早く装着できなければいけない。「そういうことも、これまで以上にお家で心がけてほしい」とのこと。

 その作業にしたって、前にも書いたけど「あら、上手ね〜、頑張ったね。」という指導ではない。頑張りではなく結果重視の現場を見据えた実習です。
 学生生活のゴール、そして社会人のスタート地点に立つために、幼児の頃の「療育」からはじまった学びの集大成ということでしょう。

 小さな頃から必死になってトイレトレーニングして、10年かけてなんとかなって。箸も使えるようになった、食べこぼしもほとんどなくなった、シャツのボタンも止められる。
 泣きぐずりでなく、不器用な仕草でできる範囲の要求も伝えてくれる。言葉の指示もなんとなく理解してくれる。

 ああ、登山でいえば今何合目かしら。
 もしかして、ゴールに少しずつ近付いてる?

 支援学校とはいえ、この子が高校生になる、こう言っちゃなんだがいまひとつ実感がわかなかった。
 でも、なれるんだな。そういうことだ。

 しかし。
 卒業してから施設や作業所に入所・通所した人がオムツに戻されたりジャージしか着ていなかったりという話も時に聞いてしまう。
 ゴールしたと思ったら振り出しに戻っていた、ということもあるのだと知ると、浮かれてばかりはいられんな、と思います。いや、本当の意味でのゴールなんてないのかもしれないな。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
卒業後、おむつやジャージというのは、悲しいですよねぇ。
あぁ、制服なんですね!詰襟?ブレザー?高校生なんだ!って気持ちが引き締まりますね。
うちは、私服。なるべくスカートはかせ高校生らしい格好をさせるように心がけているけど、ちょっと油断するとジャージになってしまっています。ジャージで登校して、ジャージに着替え、ジャージに着替えて下校・・・あぁ、いけないわ!
ところん
2009/03/03 14:03
障害と一緒に歩むということは、それ自体にゴールはないのかもしれませんね。
1歩進んでまた1歩下がって、まさにそんな一進一退を繰り返しながら少しずつ前進していくものなのだろうと思います。
でも、その1歩進めたという達成感がたまらなく嬉しいですよね。
その進めた分をいかに維持できるか。これが大切なんだと思います。
刈人
URL
2009/03/03 14:13
こんにちは、はじめて書き込みさせて頂きます。
「ゴール、ふりだし」読んでうんうん、と頷いています。
うちの息子はあと10日ほどで支援学校の高等部を卒業して作業所という社会に飛び込みます。
一つの区切り。一つのゴール=一つのスタートなんですよね。
今は学校という枠にいる間は何年かおきに『卒業』という区切りがあったのが今後はなくなるということにやや怯えています…母が。(^^;)
逃げ水のように手の届きそうで届かないゴールを追いかけて走ってくんでしょうね。
変化に弱かった息子(それでも経験を重ねてちょっとはタフになってきたと信じたい)が次のステップに向かうのを祈るように見つめる春になりそうです。
nagi
2009/03/03 17:22
卒業してから逆戻り・・というのはよく見聞きする話ですよね。通所施設や作業所と相性が悪く、在宅になってずっと家にいるとせっかく学校で身につけた対人スキルも低下、めりはりのない生活に昼夜逆転とか・・・卒業してからも支援が必要な子どもたちだけに「義務教育が終わったからと投げ出さないで」と言いたいですよね。
高校生になると養護でも制服があるんですね、メタボな息子がそのとき、せめて既製服が入る体格であってほしいと願います(^^;)
ちえのすけ
2009/03/04 11:49
ところん様 
 女子もスカート制服登校と決められているので、スカートに慣れていない養護学校の子は大変だと聞きました。でも、やはり気持ちを引き締めてスタートしようという気持ちになりますね。今は詰襟もカラーが柔らかいので安心しました。どうか、着続けてくれますように・・・
tomoko
2009/03/04 12:07
刈人様
 進んで戻って、時には戻るばっかりで。でも大きなスパンで見ると確かに進んできたな、と感じられた時がとても嬉しいです。そんなふうにこれからも進んでいけたらいいなと思います。
tomoko
2009/03/04 12:09
nagi様
 息子さんご卒業おめでとうございます。そうか、一度社会に出たら見通しのつく区切りというものはないですね。いい環境でできるだけ長く活動してほしいと願うしかありません。
 >逃げ水のように手の届きそうで届かないゴール
 本当です。どこがゴールなのか、もっと先に行かなければならないのか、それとも行っても無駄なのか、それすらわからない。うちも変化には弱いので、与えられた環境にはやく馴染んでくれれば、と思います。
tomoko
2009/03/04 12:16
ちえのすけ様
 卒業後に適切な環境が見つからず、不規則な生活になってしまうという話はよく聞きますよね。自立という言葉でひとまとめにされているけれど、本人の努力だけではどうにもならない現実に具体的に対応する道がもっとふえてくれないかな、と思います。
tomoko
2009/03/04 12:21

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