障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS 特別支援学校高等部入試

<<   作成日時 : 2009/02/02 12:15   >>

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 支援校中学部3年生、15才。支援校高等部進学を希望。本人に確認はとれないので、正しくは親の判断による親の希望、ですが。

 支援校とはいえ、高等部。もちろん、入学試験はあります。そう、他人事のようですが、Kは受験生だったのです。
 過日、その「入学試験」を受けてきました。

 親子共々簡単な説明を受けた後、受験生だけ試験会場へ。試験官の先生方の指示のもと、身辺自立の程度、コミュニケーションや運動の能力などをじっくり観察される、らしい。

 「らしい」というのは、そのすべてに保護者は立ち会えないから。半日余り、別室で待機させられる。

 事前に「今日は、初めて会う先生達といろいろなことをするよ。頑張ってね。」と何度も言い聞かせたが、どれほど理解していたか。途中でパニックになったりしないか、不安は限りない。

 しかし、障害の種類や程度に関わらず受験して「不合格」というケースは少なくともここ10年くらいは聞かないので、とにかく当日試験会場に行けること、が最低限の目標でした。インフルエンザの予防接種も受けた、投薬の調整もした。

 この一日に、この先3年間の生活がかかってる。そんな意気込みで臨みました。

 ヒゲも念入りに剃った。散髪もした。爪もきれいに切った。
 着替えの様子も見ると聞いたので、バルタン星人の柄のトランクスを普通の物に取り替えた。気付いたのは当日の朝。セーフ!

 受験生席にひとりで座っていられますように、と離れた保護者席から必死で念力(笑)を送る。なんとか持ちこたえたが、試験場への移動を促されてもKや比較的障害の重そうな子はキョロキョロするばかり。肩を叩かれ背中を押され、やっと腰を上げる。 

 他の支援校や支援学級の生徒さんもたくさんいる。特に、支援学級在籍の軽度の子は、立ち居振る舞いだけ見ていると健常児との違いなどわからない。指示に従ってテキパキと動くし、多分身辺自立は完璧、パソコンなどを使いこなす子も結構いると聞く。
 
 この子とその保護者達は、Kのような子達と同じ学校を受験して入学するということをどう感じているのだろう。
 こんなこと考えてしまうあたりは、私の劣等感とか逆差別の感覚なのかな。

 時間、もて余すよー、と聞いていたので読みかけの文庫本を持っていったのは正解でした。でもやはり不安で、他のお母さんと話をしたりちょっとぼーっとしたり。
 そんな時。

   「受験番号**番の保護者の方、ちょっと来ていただけますか」

 うちだー!

 何?何かやらかした?パニくった?・・・血の気のひく音がするような戦慄。

 「あの、ですね、筆記試験の時にお子さんが消しゴムをかじって、どうも一部飲み込んでしまったようで・・・注意はしていたのですが、申し訳ありません」 

 つまり、監督不行き届きで体をこわすおそれのある行為をさせてしまった、一応注意して経過を見てほしい、という趣旨の報告をしてくださったわけだ。

 ・・・・・あ、そうですか。米粒くらいの大きさで。・・・大丈夫です、クレヨンも紙も、もっと大きいのを食べちゃったことありますから!きっとそのまま出てきちゃうと思います!

 安心で一挙に気が抜けて、情けなく笑いながら言わずもがなの間抜けなフォローをしてしまった。しょーもない。

 さて、来週の発表を待つばかり、です。障害児の進学に関しては、以前ちょっと書きました。

 関連過去記事  「養護学校、15の春」

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コメント(8件)

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お疲れ様でした!うちは、小中高一貫(?)で、全く緊張感なしの受験だったので、少し羨ましいです。高等部の1年間は早いよ〜!
ところん
2009/02/03 15:05
Kくんの受験。手術室前で待っているかのようなtomokoさんの緊張感が文章から伝わってきました。なのに「バルタン星人の柄のトランクス」のところで思わず噴いてしまうなんて。セーフでしたね、セーフ。(爆)ともあれお疲れ様でした。Kくんも頑張りましたね。合格お祈りしてます。

2009/02/04 09:04
ところん様
 3年なんて多分あっという間なんでしょうね。でも、今その先を考える気力は残ってないです・・・ぼちぼち、頑張ります!
tomoko
2009/02/04 12:11
つ様
 危なかったです、バルタン。完璧な受験生スタイルに仕立てても、普通の受験生は下着にまで親が気を使うことはないですから。
 手術室前で待機する家族、まさにその心境でした。消しゴムは想定外でしたが。
tomoko
2009/02/04 12:18
受験お疲れ様でした、以前私立養護学校の説明会に参加したとき、
「試験のあとに、合格者には入学したあとの対応の仕方、指導方法を事前に知るための観察会を行います」みたいなことを言っていましたが、ある意味そういう場でもあるのでしょうか?確かに養護の入試で落とされるというのは一部を除いてあまり見聞きしないですものね。
トランクス、私も受けました(^^)確かに下着までは気がつかないですよね〜、着替えもするんですね、うちの場合体脂肪の多さに驚かれるかもです(;;)
ちえのすけ
2009/02/04 13:24
ちえのすけ様
 >指導方法を事前に知るための観察会

 実際のところ、試験というよりそういう意味があるようです。こちらの場合かなり昔に「不合格」という例もあったと聞きましたが、理由などはわかりません。ただ、ありえないことではない、という教訓とされており、つい下着にまで気を使ってしまいました(笑)。
tomoko
2009/02/05 12:14
お疲れ様でした!!
ちょっとしたハプニングもあったようですが、終了してよかったですね!!
合格を南國・長崎より信じております!! p(^-^)q
たかびごん
URL
2009/02/07 09:43
たかびごん様
 ありがとうございます。障害児とはいえ受験生の親というのは本当に気を使うものだな、と実感しました。
tomoko
2009/02/07 13:07

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