障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS テレビの中の障害者 その3・・・NHK教育「きらっと改革委員会」 

<<   作成日時 : 2009/01/19 12:13   >>

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 前回後まわしにした

 論点A 社会が期待する障害者像で番組を作ってきたのでは?   について。 

 テレビで紹介される障害者達はたいてい「いい人」だ。
 「いい人」が明るく前向きに努力して何かを成し遂げる。

 どうして、こういうステレオタイプな構成になるのか。
 それが、視聴者のマジョリティである「健常者」の共感を得やすい「障害者」だから。

 健常者は無意識のうちに障害者に対して障害を「のりこえる」ことを期待しているのだという。障害というものに立ち向かうことを前提としている。
 そして、それは当然「いい人」なのだ。だから、助けてくれる人は大勢登場する。

 でも、そこで疑問がぶつけられる。
 「いい人じゃないと助けてもらえないのですか?」

 頑張っている、でも身近な人から見るとちょっと「いい人」とは言い難い人だっている。当然だ。
 でも、障害者の側もできるだけ期待される「いい人」として振るまっているのだという。

 「だって、福祉の支援で助けてもらっている立場上、『いい人』にならざるをえないでしょう。」
 「年金や手当て等も受け取っている。それでも辛いです、不幸ですなんてテレビでは言えないです。」


 支援に応えて、障害に絶望などせずにそれを乗り越える努力を続ける。それが「多数派である健常な視聴者」が期待する障害者像なのでは、ということらしい。

 そうか、そういうことか。
 わかる気がする。

 みなさんのおかげで生きてます。だから、期待に応えて頑張ってます。ありがとうございます。
 お返しに勇気と感動をお届けしますよ。
 笑顔でそう伝えなければいけない。税金で支援を受けているのだから。


 たとえ自分ではなく子供に対してであっても、支援を受けている立場にいるとこの考えを真っ向から否定する勇気がない。かといって、それを仕方ないことと納得して終わらせることもできないでいる自分はどうなのか。

 そういえば、身近な障害児親仲間でこの手の障害者紹介番組を見ると、「すごいよね」という賞賛の後に「でも、誰にでもできるわけじゃないよね。あなたもああしたらいいのに、とか言われたらどうしよう」なんて言葉が続く。

 この番組についてはあと一回引っ張ります。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
何度かに分けて丁寧に書いてくださり、ありがとうございます。
こういう討論は見ていて正直心が痛いものがありますが、やはり避けては通れないものですね・・・
こうして改めて討論されることで、メディアでのとりあげかたになにかしらの影響があるかも?と想います。やっぱり有り難いNHKかも?
ちえのすけ
2009/01/20 22:26
ちえのすけ様
 こういう番組と、BSアニメ夜話とかアニソンスペシャルだけで私は受信料を払ってもいいと思っています(笑)。
 障害者(とその保護者)と健常者が「分かり合う」って簡単なようですごく難しいということをあらためて知らされた番組でした。でも、分かり合う努力はこれからも続けていきたいですね。
tomoko
2009/01/21 11:51

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