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「K君はいいわね、あちこち飛びまわらなくて。」 昔からよく言われる。確かに、Kは多動傾向はほとんど見られなかった。 親の手を払って走り出すとか、勝手に家から外へ出てしまうとか、買い物中に商品に手を出すとか・・・子の多動に悩むお母さんから聞く行動を、Kはやらなかった。 羨ましい、楽でいいわね、という声を聞きつつ、その頃の私にはそう思えなかった。なんて贅沢な、と言われても仕方ない。 だってKは、勝手に動かないかわりに動いてほしいところでも動かなかった。 遊園地で乗り物に乗せても、動物園で珍しい動物を見せても、かわいいおもちゃを買ってやっても、反応らしいものを返してくれない。指差しも人まねもせず、表情もあまりない。 そうかと思えば突然泣き出したり、長時間ぐずり続けたり。 人まねも指差しもしない。どんな働きかけにも反応が薄く、何に興味があるのか、どんなことに反応してくれるのか、どうすれば自分から積極的に動いてくれるのか。全くわからない。 Kは最初の内は自閉傾向のある重度知的障害とみられていたが、成長するにつれて自閉度は低くなっていったように思う。はっきり自閉症、というより重度の知的障害の部分が大きい。かなり。 ![]() 抵抗もしないが反応もない。何かを教えるとか一緒に遊ぶとかしようとしてもどこからどうしていいのかわからない、という日々が私の「障害児母スタート地点」だった。 多動の激しい子のお母さんの大変さももちろんわかるから口には出さなかったけれど、当時の私は 「何かに興味を持ってそこへ走っていってくれる子が羨ましい」 と、本気で思っていました。他動で苦労している親御さん、本当に申し訳ありません。もう、心の底からごめんなさい、です。はい、充分反省してます。 ![]() 今になって時々「実は・・」とそういう話を親同士ですることがある。みんなそれぞれ、 「あら、○○ちゃんはそれでも××ができるからいいじゃない、うらやましかったのよ」 「とんでもない、△△ちゃんこそお利口で・・うちの子なんか・・」 結局みんな、ないものねだり、隣の芝生、だよね、という結論になる。でも、別の機会にまた同じ話になる。 みんなそれぞれ大変なんだ、自分も明日からまた頑張ろう、という確認作業のようでもある。 自分より苦労している人を見て安心するなんてどうよ、と思われるかもしれない。 でも、苦労の大きさ、大変さに注目しているのではない。別次元の苦労とその対策を聞くたびに、いつも新鮮な驚きがあるのだ。 知的障害、とひと言で言ってはいるがまさに十人十色、その多様性が、当事者の親同士でもかなり興味深いし時には別の立場からいいアドバイスをもらえたりする。 自分の子はつい「できないこと、悪いところ」ばかりが目に付いて悩みがち。でも、違うタイプの子のお母さんが「できること、いいところ」を見つけて教えてくれた時にはっとしたりする。 どっちが重い、軽いなんて簡単に判定できない特別支援学校PTAです。 さて、多動の悩みこそないけれど。 その場に留まっていてはくれる、でもそこでジャンプしたり高笑いしたり泣き出したり座り込んだりして注目を集める・・というのも、それはそれで結構な悩み、だったりします。 |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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ほんとうにそうです。 |
はるな 2008/10/09 10:54 |
はじめまして。16歳の自閉症児の母です。うちも正に動かない子反応の薄い子でした。 |
おから 2008/10/09 11:17 |
ああ〜〜!!わかりますわかります!そういうのってありますよねえ〜〜!! |
ちえのすけ 2008/10/09 12:25 |
はるな様 |
tomoko 2008/10/09 20:24 |
おから様 |
tomoko 2008/10/09 20:39 |
ちえのすけ様 |
tomoko 2008/10/09 20:45 |
本当にそうですねぇ。「障害の重さ」と「生きていきやすさ」は別物だし・・・。 |
ところん 2008/10/10 11:15 |
そうなのよ、隣の芝生は青いのよね。健常児の親でさえも同じ、皆同じにいろいろ悩んでいるのよね〜。だけど、やっぱり自分の子の激しい多動には閉口しています。ついついジッとしているお子さんのお母さんをうらやましく思う未熟者です。でもやっぱり自分の子の良い所を見つけて…今日もまたその思いを思い出して頑張ります。その繰り返しだなぁ。 |
キョン 2008/10/10 11:29 |
ところん様 |
tomoko 2008/10/10 12:23 |
キョン様 |
tomoko 2008/10/10 12:27 |
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