障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS 世間様って広すぎる

<<   作成日時 : 2008/09/19 11:58   >>

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 「記憶力の悪い子は体で覚えさせるしかない」 適性に欠ける教諭を分限免職

  参照先 MSN産経ニュース2008.9.17 21:39

 この記事が主に伝えたいのは、「分限免職という処分を受けた教諭がいた」ということの方と私は読んだ。
 そして、

 ・特別支援学校とは何か
 ・そこに通っているのはどういう特性を持つ子供達か
 ・その子達が必要としているのはどういう内容の指導か


をある程度理解している人ならば、このニュースに大きな違和感は感じないと思う。また、ここまでの処分を受けるからには、この教諭の問題点はここにあげられた件だけではなかったと推測される。

 しかし、例示されているのが「つばを吐きかけた子をたたいた」という、一見すると実に・・・な件。
 舞台が「特別支援学校」であることに目がいきにくいらしい。

 実際、このニュースを読んだ人々から、「つばを吐きかける子なんて体罰を受けて当然」「この教諭のどこに問題があるのか」という感想や疑問の提示が少なくない、と聞いた。

 特別支援学校が従来の養護学校であることすら知らない人もまだまだいるという。

 それが事実としたら。
 もう世間とか社会とかって広すぎる。我々ごときが訴えて理解を得ようなんて、不可能かもしれない。

 言葉を持たない、またうまく伝えられない場合、パニックの時や自己主張の方法、思いや要求を伝える手段として頻繁にそのような行動をとる子もいる。腕にいつも噛み傷やひっかき傷の絶えない先生もいる。

自分を見てほしい、何かをしてほしい、それを伝えることが難しいから、もどかしいから。
 てっとりばやく注目をひく手段を覚えると、それを使うのです。それが、「悪いこと」とされる行為であったとしても。
 いいとか悪い以前に、自分の痛みを伝える緊急手段という場合もあるのです。

 そして、先生方はそんな状態の子供たちを受け止めつつ指導方法を模索してくれている。よりよい方法で自分の気持ちを伝えられるように。 
 それが、特別支援学校、つまり養護学校の日常。 

 それを認識していたから、私はこの記事に示された事例にひっかかりを感じなかったわけです。

 理解してあたたかく接してくれる人々にぬくぬくと囲まれていた私の「世間」が狭すぎただけですね。

 考えてみれば、「人につばを吐きかけるなんて悪いこと、親の躾がなってないせい」という当然の常識が必ずしもあてはまらない世界なんて、想像してくれというだけじゃそりゃ無理だわな。反省。

 親だってもちろんそれでいいとは思っていない。
 そんな他害行動や暴言を止められない子、それをやめさせようとして必死になり精神的にも肉体的にもギリギリまで追い詰められていく親達を見てきた。
 体罰で問題行動が増えたり悪化したり、ということも実際にある。

 悲しいな。いろいろと。 

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コメント(2件)

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 わからんチンな子供は体で覚えさせるのが一番だ!って昔はよく言われてたよね。でも、この考えは、育児に焦っていると、ついついおちいりやすいところです。私も正直時々そう思う時もあるし。 でも、たしかに体で覚えるのが一番なのよね。でも、方法は体罰じゃなくて、体で気持ちよく感じてもらう方法。なにかを成し得て気持ちよくなったり、誉められたり、インパクトのあるうれしい言葉や行動だったり…。工夫が必要なんだね〜。体罰は即効で効くけれど…後でいろいろと出てくるのですよね。難しいです。
キョン
2008/09/21 16:59
キョン様
 確かに、普通の子の育児でも、ついやりたくなる時がありますね、体罰。即効性はあるけど、重なっていくと後でしっぺ返し・・というのはわかるけど。
 そうか、「体で覚える」といっても、嬉しい、心地いい、という感覚を覚えてもらえばいいんですよね。お互いに信頼を失わずにいろいろなことを伝える方法を見つけたいです。
tomoko
2008/09/21 19:37

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