障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS 障害児と旅行2008 その1・・・初めての飛行機

<<   作成日時 : 2008/08/21 14:25   >>

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無理だ、と思った。
 いや、いけるかもしれない、でも失敗は許されない挑戦だ。

 映画館や電車とは違う。何かあっても、途中で退出や下車はできない。それがわかっているのか、夫。

 北海道への家族旅行は、子供を持って以来の夫の夢だったが、Kの障害がわかってからはほとんど諦めていた。
しかし、ここへきて。

 トイレの失敗や食べこぼしがほとんどなくなり、紙オムツや替えパンツなどの大荷物が必要なくなった。乗り物に乗っている時はご機嫌である。

 ・・・・いけるんでないかい?・・・と思ってしまったらしい。

 予約の段階で旅行社を通して折衝。荷物のコンパクト化、持ち込み荷物に入れる絵本やおもちゃの選定。
 迷惑にならないような座席の設定を考える。

 以前、国際線で自閉症者が搭乗するときに「迷惑をかけない」旨を一筆入れることを要求されたということがニュースになっていた。そういうこともあるかも、という覚悟もし、それもやむなしと思っていた。

 とにかく、腹をくくって搭乗手続き。事前に告知していたことも大きいのだろうが、意外とあっさりしていた。

 機内での希望や乗務員の手伝いが必要なことはあるか、注意点等の確認。乳幼児や妊婦さんと障害者・高齢者等で必要な人は搭乗順を早めてもらえるとのことなので、落ち着いて乗り込むこともできました。

 結局、往路はやや不安な感じでちょっと泣きべそ顔だったが高度の安定とともにご機嫌も安定。復路に至っては、乱気流による揺れが楽しかったらしくその間中ニコニコ。・・・親はちょっと青くなっていたというのに。

 飛行機って結構エンジン音も大きく、また泣いている赤ちゃんもいたりして、少なくともじっと息を潜めるように「静かにして」と要求する雰囲気ではなかったことも幸いしたと思う。大声やパニックもなく、機嫌よく絵本を眺めてくれていた。

 保護者としては、無事に搭乗できたことの達成感が大きい。最大の勝因は、座席の設定だったと思う。家族で周囲をがっちりガード、一般乗客ではなく乗務員さんの座席の近く、とか。予約時に座席も決められるし、そうでなくても早めの手続きである程度の希望は出せる。

 同じ便に乗っていた方、お目汚し申し訳ありませんでした。
 
 不快に感じた人もいたかもしれない。だいたい、日常の外出と違って飛行機なんて必要なお出掛けじゃないだろ、今回は結果オーライだったとしても、迷惑になるかもということが予測できるなら乗せるな、と言われれば。

 今回は、何も弁解しません。ごめんなさい、本当にそうとしか言えない。

 子供とこういうことがしたかった、という夢を、やっとひとつだけかなえさせてもらいました。ありがとうございました。

 でもこれで、もし日本が沈没することになっても避難できます。・・・あ、そういう究極の緊急時には、こういう人は後回しか見限られるか、かな。まあ、それでもいいです。親子ともども、もう充分。

 そう思えるくらい、嬉しかったわけですよ。

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コメント(23件)

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おかえりなさーい!
北海道旅行だったのですね。ご家族でのご旅行楽しまれたようで何よりです。Kくんもきっと楽しかったでしょう。乱気流でニコニコなんて私にはできない。(汗
知り合いに国際線のチーフパーサーをやっていた人がいて、困った客やとんでもないセクハラオヤジの話などを聞かされていたので、そういう輩よりもtomokoさんご一家のように「人様に迷惑をかけたくない。」と心がけられている方のお世話の方が好ましいのではと思いました。世の中本当に色んな人がいますものね。

2008/08/22 12:17
つ様
 乱気流はやはり冷や汗でした。危険を理解していなければ、遊園地の乗り物くらいに感じられるのでしょうが。
 さすがにセクハラオヤジはいなかったけど、泣いている赤ちゃんを一生懸命あやしていたお母さんがちょっと大変そうでした。あの程度なら大丈夫なのに、と思うけど当事者は気が気ではないんですよね。周囲を気遣う、そしてそれを理解する、という気持ちがないと、ああいう制約の多い乗り物には乗れないな、とつくづく思いました。
tomoko
2008/08/22 12:50
Kくんは多分、それ以前の感覚ではなかったのかなぁ。それ以前と言うのは自閉児が問題になるのは甘え得る対象が居る事が大前提に見えます。飛行機に乗ると言う想定外の出来事は前頭前野を凍らせたのかも知れません。それにしても結果オーライ。tomokoさん良かったですね。
Hbar
2008/08/22 15:45
おかえりなさい。
おおおお〜〜〜!すごい!
はじめての飛行機旅行ですかああ!!
確かに途中下車というわけにはいかないし(途中でほおりだされたら困るよねえ〜^^;)うちも躊躇しているところです。でもいろいろ準備されてチャレンジされたtomokoさんご家族すご〜〜い!!お兄ちゃんも落ち着いていてくれたみたいだし、良かったですねえ!お疲れ様でした〜!
飛行機で赤ちゃん・・私も見たことあります、泣きやまない赤ちゃんを、ママがだっこして通路をあやしながら歩いている・・・丁度夜中の時間で、大変だなあと思いました。まだ旅の疲れがぬけないかな?ゆっくり休んでくださいね〜。

ちえのすけ
2008/08/22 22:17
Hbar様
 本当に良かったです。本人が楽しそうだったのが、なによりでした。
tomoko
2008/08/23 14:06
ちえのすけ様
 搭乗して席に着くまで、いや着いたら着いたで離陸するまで、離陸したら・・と心配のし通しでした。空の旅を楽しむ、という気分も半分くらいでしたね。
 息子さんなら、新しいことに積極的に興味を持てそうだし大丈夫ではないですか。私実は飛行機は20年振りだったのですが、離着陸時に見るパノラマ風景は最高です。
tomoko
2008/08/23 14:11
おめでとうございます!すごい決断です!でも、わかります。自信があったんでしょ?ね?
 ウチは、養護学校の修学旅行に行く時飛行機に乗りました。その時は、まわりがほとんど養護学校の生徒でしたので、大騒ぎが皆一緒だったので、息子が泣き叫んでも、OKでした。(^^ゞ
旅行が終わって写真を見て、笑いました。そうとう怖かったようです。ムンクの叫びのような顔でした。(^_^;) 先生方お疲れ様って感じでした。我が家はこれで充分って思っています。感謝でいっぱいです。
キョン
2008/08/23 15:08
キョン様
 今うちで希望している養護学校の高等部も、以前は飛行機で修学旅行に行っていました。何年にも渡る親御さんの希望がやっと通った、というものだったのですが、最近普通のバス旅行に戻ってしまったとか。
 これからも、という考えはあまりなく、一度体験させたかった、という親バカというか。高校ではもうダメらしい、なら親が・・ということで。
 ムンクのよう、なんて相当怖かったのでしょうね。でも、いろいろな経験はさせたいですよね。本当、ちょっとだけ、でいいんです。
tomoko
2008/08/23 15:49
正直、それくらいスタッフが配慮してくれ・・と思うのですが、これは障害者のエゴだと言われるんですかね?
難しいですよ、この問題。「実際、迷惑をかけてるじゃないか」と言われると、反論の言葉に詰まる。「障害者のフォローが出来るのがまっとうな社会なんだ」と主張しても、それは理想論だと返される。現実は違うと。やはり地道な実践で折り合いを付けていくしかないかな・・。
だから、今回のtomokoさんたちのような成功例を聞くと、晴れ晴れとした気分になりますねー。
アッキー
2008/08/25 00:46
アッキー様
 「障害者のフォローが出来るのがまっとうな社会」というのも正しいと思うけれど、残念ながら現在はそれが「理想」のレベルであることも事実なんですよね。ただ、「特別な配慮」というのは周囲に多少のリスクを負ってもらってのこと、この点だけは忘れずに行動して少しずつ折り合いを付けていくようにしています。完全に引っ込むこともできないからこそ、理解してもらえる方法で外に出て、成功体験を重ねたいですね。
tomoko
2008/08/25 09:46
こんばんは。
発達障害の子供、飛行機にのる。で検索していたら、tomokoさんのブログにたどりつきました。実はうちの子もこの夏、チャレンジします。ものすご〜〜〜く不安なんですが、実行することに決めました。
と、言いつつ乗る前にパニックを起こしたら搭乗をあきらめますが(>_<)
tomokoさんの成功にあやかり無事、うちも無事成功することを祈るばかりです。
おかずのり
2010/06/11 21:36
おかずのり様
 案ずるより産むがなんとか、とも言いますしいろいろなことを想定しておけばそれなりになんとかなるようです。本当に無理、と感じたらあきらめるというところまで覚悟されているなら、どんなことがあってもいい思い出になると思います。楽しい旅になりますよう、お祈りしています!
tomoko
2010/06/11 22:21
お返事いただいてたのですね。
ありがとうございます。
旅行に持ってくものを、少しずつ揃えているところです。
一応、旅行会社のツアーなので、飛行機の座席を考慮していただきたい旨を航空会社に伝えてもらいました。
どんな旅になったのか、無事帰ってきましたら報告させていただきますね。
おかずのり
2010/06/17 20:23
おかずのり様
 希望があれば初めのうちに伝えておいた方がいいですよ。楽しんできてくださいね。
tomoko
2010/06/18 21:28
お久しぶりです。おかずのりです。
行ってきました沖縄へ!
無事、飛行機に乗れました。(^O^)/
うちの子は9才で知的を伴う発達障害があり
ます。
 2年前までは飛行機を空港で見ただけで、その大きさと音にびびり、後ずさりしてしまう程でした。
しかし、今年に入って沖縄に行く、(鍾乳洞フェチなので)と言いだし、飛行機に乗らないと行けない事を伝えると、乗る!と言うので今回チャレンジを決めました。
とりあえず、事前に空港へ行き飛行機を見せるところから始めましたが、目的があるためか平気なようで、これならいけるかもと旅の予約をしました。
当日は2時間高速に乗っての移動と緊張もあり、だんだん機嫌が悪くなり、大丈夫かなと不安になりましたが鼻血が出たぐらいで済みました。搭乗手続き後、動く歩道に戸惑ってたようですが、気に入ったようで何度も行ったりきたりして楽しんでました。
この動く歩道のおかげで、気持が和んだのかスムーズに機内へ乗り込むことができ、離陸時の私の心配をよそに、(配慮してもらった席が一番後ろでエンジン音がすごくて、え〜って思ってました)ぺろぺろキャンディをなめながら外の景色を見ていました。
水平飛行に移ってからは、周りの人がお弁当を食べ始めたのを見て自分も食べるといい、空の上でぱくぱく食べてました。
高速に乗るといつも耳が痛くなるのですが、飛行機は大丈夫だったようで、ほっとしました。
いままでに、なんでこれで気絶するの?ということが何度かあったので、上空で気を失ったらどうしょうと心配は尽きませんでしたが、無事何事もなく沖縄の地へ。
その日の夜に飲んだビールは格別においしかったです。また、来年お金を貯めて行けたらいいな〜と思ってますが、次は北海道の鍾乳洞を見に行きたいそうです。
住んでるのが九州なので北海道は、ちょっと遠いです。
おかずのり
2010/08/04 13:07
長文の上読みにくくて、すみませんでした。
おかずのり
2010/08/04 13:09
おかずのり様
 おめでとうございます!ビールのおいしさ、わかりますよ。さんざん下準備をして、それでも不安で、だからこそ「やったー!」という喜びは格別ですね。日本縦断、は大変そうですが、これをステップにいろいろな経験をさせてあげてはいかがでしよう。家族のいい思い出がたくさんできるといいですね。
tomoko
2010/08/04 20:02
障害児との旅行は大変ですよね><
あたしも筋ジスとパニック持ちの長女を連れて去年は熱海まで東京から行きました。
長距離を歩けない体ゆえ、親はおんぶにだっこに車椅子おして・・・泣きそうでしたw

それでも家族旅行はいい思い出になりますね。
大変な旅行だからこそ記憶には鮮明に残るモンです^^

お子様との旅行これからもたくさんたくさん行ってあげてください。
言葉にしなくてもきっと喜んでくれてると思いますよ☆
あおい
2010/08/05 22:14
あおい様
 障害があり大変なことがあっても、いろいろな経験をさせてあげたいですよね。本人がちょっとでも楽しそうな様子を見せてくれるだけで、その大変さも吹き飛びます。ずっと後まで、いい思い出になるだろうな、と思っています。
tomoko
2010/08/06 19:22
 ありがとうございます。
今回、意地っ張りな旦那抜きの旅行だったので、すべてのことが私の肩にのしかかり、かなりのプレッシャーでした。
でも、母も一緒だったので助かりました。
これから世界が少しずつ広がっていくのが楽しみです。 
おかずのり
2010/08/07 15:19
おかずのり様
 大変でしたね。でもこれをきっかけに、家族の楽しみが広がることをお祈りします。
tomoko
2010/08/08 20:18
先日子供を連れて飛行機にのって北海道へ行きました。
こちらのブログで勇気をもらいました!
行って、帰って、疲れた!
でもまた家族で旅行したい!そう思いました。
ともぱぱ。
URL
2013/11/16 14:10
ともぱぱ様
 お疲れ様でした!疲れるけれど、子供に新しい経験をさせる、家族の思い出を作れるということと引き換えなら頑張れますよね。本当によかった。ぜひまたご家族で新たなチャレンジをしてみてください。
tomoko
2013/11/16 14:54

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