障害児Kとおたく母の疾走日記

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS 障害児とその兄弟・・・使命でもなく

<<   作成日時 : 2008/03/03 12:26   >>

トラックバック 1 / コメント 10

 弟君のクラスに交流にきている支援学級のA君のお母さんとお話する機会がありました。

 意外なことに、あちらは私のこともKのこともご存知でした。

 「Aはよく、弟君とこういうことをしたとか一緒に活動したということを報告してくれます。とても楽しそうに。他のお子さんより、なんというか自然にAの気持ちを汲んで扱ってくれているように思えます。本当に、お世話になっています。」

 正直、驚きました。

 弟君はKを嫌っても避けてもいないけれど、積極的に世話をしようという感じでもない。
 自分が何かしてあげなきゃ、という気は遣っていないけれど、兄と関わることに違和感は持っていない。そんなレベルの認識にしか見えない。

 世話をしなければという使命感や義務感はなく、しょうがねーなー、という感じで見ている。でも、見下したり馬鹿にしたりすることは許さない。そのへん。

 私はそれでいいと思っている。あなたはまずKの「弟」であり、「支援者」ではない。今後どちらに重きを置くかはあなたの自由。それは今までもこれからも同じ。

 思えば、物心ついた頃から兄とその周辺の重度障害児者を数多く見てその中にいた。そうならざるをえなかった。
 知らず知らずのうちに、彼らを「見る」力がついていたのかも知れません。障害の軽いA君についても、兄が不安定になる時の状況などを思い出しつつ対応しているのかもしれない。

 A君は弟君と同じ中学の、多分支援級に進むそうです。「またお世話になるかもしれません」と深々と頭を下げるお母さん。

 「お役に立っているなら嬉しいです。力になれることは、させてやってください。」と答えました。

 弟君は自分が特別なことをしているとは思っていなかったらしい。
 A君のお母さんの言葉をそのまま伝えたところ、「へー、そうなんだ」とおどろいたように言った。
 
 以前担任の先生にこんなお願いをした私だけれど。↓

 http://tomokz.at.webry.info/200705/article_3.html

 嫌々だけど、とか弱者を労わらねば、という義務感や使命感からではなくただやれることをやっているだけ。ならば心配することもない。

 大人が思っているより、子供の心は柔軟なのかもしれない。

 

設定テーマ

注目テーマ 一覧

月別リンク

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
人は全て平等
もう1つ我がサークルのメンバーガッツ・ゴッタニさんの誤解に対して書く。 ...続きを見る
よく考えよう
2008/03/09 16:14

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
本当に自然に接しているのって、よかですね!!
私も、チャレンジドの方々とは自然に、真正面から接しております!!
「使命」とか、そう言う事は考えません。
何か通じるもの、ありますね!!
たかびごん
URL
2008/03/03 21:33
使命じゃなく、やりたいぶんだけ、できることを。長続きのこつってそれかも知れませんね。どんなことでも。
自然体の弟くんは、きっと素敵な男の人になっていくんだろうなぁ。

気のきかなさが売りみたいなテッチと一緒に毎日暮らしていると、何も言わなくても自分の目で見て考えて行動している子供たちが、すごくオトナに見えます。無理やりオトナにされちゃったんじゃなく、自然に身についてきた判断力とか行動力って、一生自分を助けてくれるものですよね。ああ、テッチももっと自分で考えさせなきゃ…。
なつめ
URL
2008/03/03 23:26
はじめまして!本当に、子どもの心は柔軟ですばらしいです・:*:・゚☆ひとつ報告させてください。

音楽会(発表会)の最中、自閉症のお子さんがパニックになりました。
なだめてもすかしても、落ち着かず、お父様が謝罪をしながらピアノから引き離そうとすると、さらに・・・!他の子どもたちは、驚きが隠せず蒼白に!私はいつのまにか、手拍子をしていました。隣の子どもがそれに合わせてくれ、、、会場全体に広がって、、、!みんなの気持ちが伝わったのでしょうか、演奏して席に戻ってくれました。
この状況、大人は驚きを隠し理屈をこねますが、子どもは自然に受け入れていました。生徒達の柔軟な心に感謝した発表会でした。



むん
URL
2008/03/04 09:32
うわ〜、なんかいいお話ですねえ〜(;;)その「自然に接している」っていうところがすごくいいなあって思います。小さいころから身近にかかわってきたからこそ理解できる「ツボ」というのを知らずに心得ているのかもしれませんね〜。こっちまで嬉しくなってしまうようなお話でした。
ちえのすけ
2008/03/04 11:05
たかびごん様  
 「〜しなければいけない」というのはお互いに気疲れして長続きしないような気がします。できることをやろう、でいいのではと思います。
tomoko
2008/03/04 21:21
なつめ様
 正確には、彼は「自然体」というより多分物事をあまり深く考えていない。私の子供の頃によく似ています(笑)。考えないほうがいいことはそのままで。
 むしろ私はテッチ君の豊かな創造力が羨ましいです。頑張るお母さんの後姿を見ながら考えていることはたくさんあるのではないでしょうか。子供はそれぞれの環境の中でいろいろな力を少しずつ身につけているのかもしれません。 
tomoko
2008/03/04 21:34
むん様
 素敵なお話ですね。音が苦手な障害児もいますが、音楽はたいていの子が親しみを感じるようです。柔らかい心で一緒に楽しみ、心を重ねることができるのが音楽ですよね。
 
tomoko
2008/03/04 21:38
ちえのすけ様
 障害の重さは違っても何か「ツボ」のようなものがあるのかもしれません。特別いいことをしているとか頼られているという気負いとかもなくやれているなら、それがいちばんだよなあ、と思いました。大変なアニキでも、弟に学ばせてくれているのですね。
tomoko
2008/03/04 21:46
はじめまして。
自分の母のことを考えながら拝読させていただきました。

弟君は多くの事を学んで頼もしく成長されているようですね。
優しいお子さん達ですね^^
hfs
URL
2008/03/15 20:50
hfs様
 はじめまして。ありがとうございます。毎日手探り状態で子供達と接しており、これでよかったのかと迷うことばかりです。hfs様のようにきょうだいの障害を通していろいろなことを学ぶ目を養ってほしいと思っています。
tomoko
2008/03/16 14:54

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文