障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS 障害児のおしゃれ・再考

<<   作成日時 : 2008/03/24 13:53   >>

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 前にも書いたけど、とにかく最近Kの洋服を選ぶのが楽しい。

 モデル体型のイケメン中学生(親バカフィルターつき)が、何の文句も言わずに親の選んだ服をそのまま着てくれる。母親としては、愚かを承知で浮かれてしまう。

 ヘビメタ、モッズ、パンク・・・バブルを引き摺った母親の趣味はつい暴走しがちです。紳士服のカジュアルのコーナーでは、常に理性を取り戻すために深呼吸。

 しかし、なんでもありというわけではない。思わぬ、というか当然予想できたはずの壁。

 自分で着脱できないものは着せられない。自立を目指しているのなら。


 ファスナーやボタンの服の着脱は、ゆっくりながらそれなりになんとかなってきた。でも、それらの位置や大きさなどによっては無理なデザインもあります。

 また、紐や金具がついているとそれが気になるらしく、引っ張り出したり口に入れたりして最悪の場合ちぎってしまう。(現在も、パーカーの紐は抜いています)
 縫い目がちょっとほつれているとそこから繊維をほぐし始める。

 つまり、私が着せてみたいと思っている余分な金具、鎖、飾りボタン、切り替え等がやたらに付いているデザインはほとんどアウトなのだ。

 もちろんそういうのを着せて学校に行かせようなどとは微塵も思っていません。でも、そういうの似合うだろうな、と思うと休日のお出掛けやイベントなら・・・などとつい考えてしまいます

 「おしゃれをさせたいなら、そういうものを自分で着られるように練習させればいいのよ。」

 学校の先生や学童クラブの指導員さんに言われます。あ、この場合私の趣味の過剰装飾服ではなく、あくまで一般的な「おしゃれ」の範囲という意味で。

 一年中ジャージで過ごさせたくないと思うのなら、ズボンのファスナーやホックの練習を。トレーナーとTシャツではなく多少きちんとした格好をさせたいならボタンの練習を。

 彼が大人になり、親が動けなくなった時に、今の福祉で日常の身辺介護にどれほどの手をかけてもらえるか。ジャージ、トレーナー以上を望むのはそれこそ高望みというものだろう。

 Kくらい障害が重いと、本人はそんな気遣いは全く望んでいないかもしれない。でも、親として子供本人の尊厳をできるだけ守りたい、そんな願いがある。

 「かっこいい服が着られるよ、やってみよう。」

 もしかしたら、という期待がモチベーションになる。無理強いはしない、できるようになれば儲けもの、くらいの気持ちで。

 でも、以前は指示しなければ着替えの動作にはいらなかったのに、最近はこちらから手を出す前に自分からボタンに手をかけるようになってきた。

 その段階までに一年はかかっている。まだ、先は長い。 

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
ウチの子も飾りはダメ系です。シンプルな服ばっかりなのよね。紐もダメなので、全て抜いてからゴムを入れなおしています。総ゴムのズボンじゃないとトイレに1人では行けないし…。ボタンもできないし。お洒落とは程遠い。あはは。でも、お洒落よりも1人で着替えができるトイレに1人で行ける…を優先しているので、しかたないなぁってあきらめています。
キョン
2008/03/24 16:50
自閉症関連の障害を持ってらっしゃるお子さんは顔立ちが整っている方が多いとよく聞きますが本当ですよね。そして我が息子を見て首を傾げる日々(笑)。
今はとにかく成長しているので安く着脱しやすい、を基準にしていますが将来を考えると確かに訓練しとかないと、と思います。大人になってチャック全開で町を歩く・・じゃ笑われるだけではすまないですもんね。やりそうで心配です。
もよこ
2008/03/24 23:09
キョン様
 やはり、紐は皆気になるのですね。うちも普通のジーンズやスラックスは絶対無理だと思っていたのですが、先生から「けっこうホックとか真剣に取り外ししてますよ」と言われてちょっと欲を出してみました。ホックはなんとかなりましたがさすがにスラックスの前ボタンは難しいので、購入と同時にボタンをホックに付け替えています・・・これがすごく面倒なのですが、仕方ないですね。
tomoko
2008/03/25 12:34
もよこ様
 「親バカフィルター」のところ、要注意ですよー(笑)。あくまで親の主観ですから。
 どこまでできるかわからないけど、可能性がありさほど本人の負担にならないようならやってみたい。「できたね」とか「よく似合うよ」と言うとにっこり笑ってくれる、あの一瞬を何度でも味わいたい、それがすべてです。
tomoko
2008/03/25 12:45
 着脱の練習を見守る親の方も根気が要りますね。息子を思い出しました。
 少しずつでも出来るようになる見込みがあるのですから、楽しみながら覚えさせて下さいね。
yuurakusya&太郎ママ
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2008/03/25 17:00
yuurakusya様
 確かに根気は要りますが、ほんの少しでも進歩が見えただけでとても嬉しくなりますね。本人の他のことに対するやる気にも繋がっているようです。
tomoko
2008/03/26 12:03

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