障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS 外から見た親たち

<<   作成日時 : 2007/12/05 10:04   >>

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 公立校PTA会長会の役員を引き受けてから、学校教育関連のさまざまな会議やら研修やらに参加した。

 他の学校のPTA会長、教育委員会等の皆様の顔もなんとなくわかって言葉も交わせるようになった。弟君の学校の会長さんや校長先生には、
 「そちらのPTA活動にあまりご協力できなくて申し訳ありません。」
とご挨拶することもできた。

 大変にめまぐるしい、ちょっとした「社交界デビュー」(大笑)をしたような気分だ。

 思えば、「マイノリティを決め込んでないで、一般の保護者達に障害児教育や福祉について積極的に訴えてみませんか」と声をかけられたことがきっかけだった。

 大きなことは言えていないが、懇親会や会議の合間などに親達の現状を世間話に交えて話すと、意外なリアクションや想像以上の驚きで聞いてくれる人も多かった

 多大な成果をあげた、とはいえないが、ゲリラ的戦略の手応えはちょっと感じました。

 逆に新鮮だったのは、一般の親が「障害児とその保護者」に対してどんなイメージを持っているのかがうっすらと、でも直接肌で感じられたこと。

 なぜかいつも「もっと前にでてきてたほうがいいのでは」と言われます。

 でもね、障害児の親が皆マイノリティを決め込んでいるわけではない。世間の目を恐れて引きこもっているわけでもない。

 確かに、この役員を引き受けるとき、「留守番のできる子供ではないので、夏休みとか放課後の時間帯の集まりには出られないかもしれません」みたいなことは申し出ておいた。ひき気味という印象はあったかもしれない

 もっと障害児者や福祉のことをアピールしたい、知ってほしいと思い、実際に活動している親も多い。でも、それ以前に日々の生活とか精神的な負担でいっぱいいっぱいの親もいる。
 
 「だったら、そういう人たちにも声をかけて皆で運動するようにすればいいのに。そういうことを仲間内で訴えることはできないのですか。」

 そう聞かれた時。

 「障害といっても、その種類、重さ、タイプは限りなく多いです。そして、その親達は誰でも皆それぞれに違う痛みや辛さを味わっている。受けたダメージも違う。環境も違う。仲間、という言葉でくくるのは難しいです。」
 「そして、親同士ならそれがわかるから。自分と違うダメージを受けている人に自分の考えを強く勧める、というのはやはり躊躇してしまうのです。」


 そんなふうに答えました。

 自分が迷っている時に受けたアドバイスや忠告はたくさんあり、それぞれにありがたかったけれど実際にその中から自分達に有効な、納得できるものを選ぶのも難しかったな

 どんな環境にいてどんなダメージを受けているかにより、その後の戦略は変わる。
 そんな家族が皆足並み揃えて動くというのは想像以上に難しい。

 それでも頑張っている人はたくさんいるのに、「障害者と関係者は消極的」と思われるのも仕方ないのか。いや、私達の考えている以上に、障害者という存在は世間ではマイノリティなのか。

 それに振り回されている私達にとってだけ、大きな問題なのかもしれません。 

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
初めまして。先月こちらのブログにたどり着き、過去の記事含め拝見させて頂いております。感想と申しますか、拝見させて頂いて、知らなかったことなど多々ありました。私は障害者の方と接して育っていませんし、今も接することがないのですが、とはいえ、お恥ずかしながら私自身、障害者の方への誤解がありました。偏見などはありません。もともと、福祉や介護などに興味はありましたが、こちらのブログを読み進めていくうちに、福祉の仕事に就くことを決めました。というより、やっぱりその道に進もうという決心に繋がりました。言葉足らずですし、長くなりそうなので、言いたいことが全部言えていませんが、私が福祉の道に進もうと思う後押しをして頂いたことにお礼申し上げたくて、コメント致しました。そして、貴方のブログを読んで、こんな人(私みたいな)もいますよと応援したくて。えっと、何が言いたいかわからなくなってきましたが^^;
ありがとうございました。これからも拝見させて頂きます!K君の成長も弟君の成長も楽しみにしています^^
ちはり
2007/12/05 13:03
ちはり様
 ありがとうございます。今の福祉の中で働くということは、正直とても厳しいです。それでも、やってみようという気持ちになってくださった、そう思えるお手伝いができたらしい、それだけで本当に嬉しいです。
 現実では多分いろいろな苦労があることと思います。でも、助けていただく私達もできるだけその苦労に応えたい、心を通わせたいといつも願っています。そんなふうに通じ合える方々が、ひとりでも多く増えますように。これから頑張ってくださいね。
tomoko
2007/12/06 09:30
PTA活動って本当に大変ですよね!
養護学校の方は訪問なんで余り関わりが少ないのですが(本当は関わらないとですが。。)姉の方ではかなりの迷惑をおかけしてます。。。出来るだけ参加するようにはしているのですが訪問中は必ず傍に居ないといけないし 一緒に連れて行けないような時は無理なので 皆さんの好意に思いっきり甘えて休ませてもらっています 中には中傷めいた事を言っておられるママさんも居るみたいですが
無理な時は無理。。。開き直ってますw
年末年始 めちゃ 忙しい時期になりましたが お子様の健康はもちろん 私達ママも風邪など引かぬよう 乗り切りましょうねー!(^_^)v
すずめ
2007/12/06 11:50
確かに保護者が一致団結って難しいですよね〜。(去年無謀にもそれを呼びかけ撃沈した過去あり)ある意味「日本○○協会」とか「○○児親の会」など目的をもって集まっている親ならともかく、地域の特殊学級や養護などだと親の意識も違うしね〜。でも団結しないと先に進まないと思うんですよ。もどかしい。どうにかならないのかなあ〜。(悶絶)
ちえのすけ
2007/12/06 15:27
すずめ様
 どうしても無理、という事情があるのですから、それをわかっていただけるなら無理をしない方がいいと思います。逃げているのではなくちゃんと状況を説明しているのだから堂々としていていいのではないでしょうか。わかってもらえているといいですね。風邪もはやりはじめたし、いい年末年始を過ごせるよう気をつけたいです。
tomoko
2007/12/06 21:32
ちえのすけ様
 そういえば、そんなことを以前書かれていましたね。ひとつの支援級のなかでも意見の統一は難しいのだから、多くの障害児の親がひとつになって・・・というのは限りなく険しい道なのかもしれません。役所からも「要望とか団体の統一はできませんか」みたいなことを言われましたが、なんとも言えませんでした。
tomoko
2007/12/06 21:36
>私達の考えている以上に、障害者という存在は世間ではマイノリティなのか。
そうです。そうなんです。っていうか、私は、今の仕事を始めるまでは、殆んど障害者ということについて考えた事はありませんでした。
本当に、知らないんです。私達関係者が思っている以上に、一般人は障害者なんかに(こんな表現ですみません)興味がないというのが実情だと思います。
私がそうでした。街で見かけても近寄りがたいし、なんか向こうがバリアを張っているような感じすら受けました。

自分以外にほかの事を思いやる余裕がなかったのかもしれません。
もっともっとアピールして大丈夫だと思います。
macky
URL
2007/12/06 21:41
macky様
 やはりそうなんですよね。そういえば自分だって昔は何も考えてなかった。関係ない、と思っていた。
 バリアを張っているつもりはないのだけど、そう見えてしまうのでしょうね。もっともっと、みんなで外に出て行こうと思います。
tomoko
2007/12/07 12:06

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