障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS 災害の中の障害児者・・どうしてますか

<<   作成日時 : 2007/07/16 20:49   >>

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 三年前の新潟県中越地震の時、重度の自閉症者親子を取材した記事を読んだ。

 「この子がいるから避難所には行けない」

 パニックを繰り返す息子とともに、狭い自家用車の中で何日も過ごしたというような内容だったと記憶しています。そして、そういう生活をしていたがために救援物資を受け取ることもできなかったとのこと。

 台風、そして地震。夏休みと国政選挙直前の連休は、慌しいものになりました。

 こういう災害が起こると、いつも思います多くの被災者の中に絶対存在するこのような人々は、どうしているのだろう。

 突然の変化。ただならぬ周囲の様子。喧騒。避難所での生活となれば食事やトイレもそんな環境の中。彼らには耐えられないであろう条件ばかりが考えられます。

 多分、情緒不安定になりパニックやいわゆる問題行動も多発するでしょう。

 またそのような環境にいれば誰だって気持ちに余裕など持てない。皆、不安や不満を抱えて、それでも耐えようとしているだろう。そんな中、傍らで大声で奇声をあげたり動き回ったり泣き喚いたりしている知的障害者がいたら。

 乳幼児の泣き声さえも冷たい目で見られる、と聞く避難所生活の中。ましてや容姿も泣き声も、乳幼児のそれのように愛らしいとはいえない(遠慮とかの気持ちを持てない)成長した重度知的障害者。

 日常なら見過ごしてもらえることも、周囲をイラつかせる行為になる。これは、お互いに本当に辛いと思います。親としても、できれば迷惑はかけたくないと思っています。

 また、なんとか直接の被災を免れても、通っていた施設が被災して再建の見通しがなかなかたたずに在宅障害者となってしまうこともあるとか。

 以前親の会でこういう話題が出たとき、「養護学校や障害者施設を、いざという時に障害児者優先の避難所にしてもらえればいいね」という意見がありました。今のうちに、「本番」がこないうちに、この意見を役所に提案しておいたほうがいいのかもしれません。 

 災害に遭っても、まず居場所の確保から考えなければならない。難儀なことです。 

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新潟県中越沖地震・障害者はどこへ?
「災害の中の障害児者・・どうしてますか」について 本当に昨日はびっくりしましたね。 ...続きを見る
みんなだいじなこどもたちだよ。
2007/07/17 09:35

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
難しい問題ですね。
我が家も今日はかなり揺れを感じました。台風の後片付けでベランダを掃除してたら地震が来て慌てて部屋にはいり“とうちゃん”をシッカリ押さえてました^^;
避難所も健康な人ばかりではないだろうし・・・障害をもった人たちが気を使わずに居られる避難所があれば本当に良いと思いますよ。
ついでにペットも一緒に非難出来る場所があれば助かりますが・・・^^;
ちいこ
2007/07/16 22:34
 いろいろ考えると泣きたくなっちゃいますね。幸い息子存命のうちには災害という事態には遭遇しませんでしたから深刻には感じませんでしたが、改めて考えてみると恐ろしいことです。そうでなくても皆が殺気だっている状態ですからね。行政への働きかけは保護者の熱心さに掛かっていると思いますので頑張って下さいね。
yuurakusya
URL
2007/07/17 05:51
ちいこ様
 お互いに迷惑はかけたくないですが、どうにもならない状況ばかりが予想されます。そういえば、ペットの動物たちもどうしているのでしょうね。飼い主にとっては家族の一員ですが、いろいろと苦労されていることと思います。
tomoko
2007/07/17 14:31
yuurakusya様
 今は大丈夫でも、いつ身近な現実になるかはわかりません。この震災を機に、役所に聞いてみるだけでもしてみたいです。転ばぬ先の杖、ですね。
tomoko
2007/07/17 14:33
養護学校を障害児の避難所にしたいって話は、こちらでもその話は出ていて…でもなかなか話は進んでいません。家から車で20分の所なので歩いていけるかどうかわかりませんが、もしも慣れている養護学校で避難所をやってくれるのなら安心なので遠くても歩いて行きたい。
キョン
2007/07/17 15:51
テレビの報道を見ながら、うちは怒って怒って怒りつけておさえつけ避難所に身を寄せるしかないのかな、と思いました。でもそれも無理だろうと悩みます。ある程度の年齢になっていたら被災地の隣県あたりの障害者施設に、臨時に入居させてもらえたらなどと考えたこともあります。
そして身体のケアが必要な障害児のお子さん達もとても心配ですよね。
もよこ
2007/07/17 21:34
ウチのおかんも、週一回の注射と毎日のリハビリでなんとか日常生活を送れてるようなものですから、もし何らかのカタチで被災して避難所生活など強いられたら、先ず今の身体の状態も保てないと思うんですよね。
まして、現段階で寝たきりだったり認知障だったりして、介護が必要なお年寄りを抱えてる方達にも該当する心配事だと思います。

直接被災はしなかったとは言え、やはり身近に阪神大震災を感じた者としては、この“if”は本当に考えておかなくちゃならないけど、考え過ぎるとイッパイイッパイになってしまう問題です。
ホント、他人事じゃないよな・・・
yaskazu
URL
2007/07/17 21:48
キョン様
 うちの養護学校も、歩いていくにはちょっと、しかも山の中・・一番先に土砂崩れにやられそうな場所なのでいまひとつ、なのですが。でも、安心して避難生活が送れるなら、ボロくても遠くてもたどり着きたいです。なんとかならないかなあ。
tomoko
2007/07/18 12:08
もよこ様
 そう、被害を免れた近県に入所というのもお願いできればいいですね。非常時だから我慢しろ、ということが理解できないことが障害なのだし、医療ケアが必要な人などは真っ先に考えてあげてほしいです。
tomoko
2007/07/18 12:11
yaskazu様
 今回亡くなられた方はお年寄りが多かったですね。先日のニュースによると人工透析を受けている方々が遠く離れた病院へ通うことになったとか。
 震災からは助かっても、医療ケアが日常的に必要な方はその後にも命の危機がつきまとうわけですね。ちょっと前にどこかのキャスターか誰かが、地震予知より地震の後のさまざまな面の対策や準備にお金を使うべき、と言っていましたが、同感です。
tomoko
2007/07/18 12:21

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