障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS 「発表会」がくるたびに

<<   作成日時 : 2007/02/05 10:42   >>

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 Kが不安定になる時期は、幼児の頃からだいたい決まっている。

 年度初め
 運動会の練習期間
 発表会の練習期間


 まあ、年度初めは環境の変化によるものだから。

 ため息が出るのは、運動会と発表会。

 練習→達成 という見通しをつけるのが難しい重度知的障害児のKは、徒競走で速く走ろうとか、他の子に勝とうとか、上手に演技しようとかいう意識はほとんどない。

 だから、学校生活のほぼすべてが「練習」という名の反復活動になる期間は登校を渋りがちです。

 なぜそれをやらねばならないのかわからない。面白味も感じない。でも、それを毎日何度も繰り返してやらされる。

 「・・・・いやな時期が、またきたね。」「まあね。仕方ないけど。」 

 養護学校の保護者の間でも「練習期間」は子供は荒れるもの、という認識がもう一般化しています。
 
 まあ、普通の子でも「毎日運動会の練習ばっかりでつまらない。」などということはありますが、一応「やらなきゃ」という意識があるし、嫌だからとパニックを起こしたり一日中泣いていたりはしない・・・ですよね。

 発表会では毎年、童話などをモチーフにした簡単なストーリーにそって、歌やダンスを披露する。親達はカメラやビデオ片手に、子供達と離れた一般客席で鑑賞。

 心から楽しんで演技している子もいれば、一刻もはやくその場を去りたい、という様子の子もいます。

 両耳を押さえ、嵐が過ぎるのをひたすら待つように立ちすくむ子。泣きながらステージを歩き回る子。怒って小道具を蹴飛ばす子。いずれも、先生がぎっちりエスコートしています。

 嫌がることを強制するのはいかがなものか、という単純な疑問では片付けられない厄介な問題らしい。それを乗り越える必要も確かにあります。 

 親も、泣き続けてずっと舞台の袖にいるよりちょっとでも顔を出してほしい。でも、ぐちゃぐちゃな顔で登場されるとそれもまた悲しい。

 情緒の安定を図ることは大切。

 でも、親子共々混乱や試練に耐えることや慣れることも必要なのかもしれない。これからも、世の中にはもっとどえらい試練が待っています。

 そう考えることにしています。 

 発表会。今年は何を発表してくれるのやら。 

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コメント(6件)

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これからもいろいろなことがあると思うけど、マイペースで行こう。
みゆきちゃん
URL
2007/02/05 19:55
難しいですね。先生たちは先生たちなりに、思い出に残ること、訓練になること…考えてくださるのでしょうけど。小学校の音楽会なんかでも実は思います。みんな揃って、は確かに必要な訓練かも知れないけどそのみんな揃って、がどうにも苦痛な子もいるし、あれが得意な子これが不得手な子はいるし、楽しむ子も苦痛に思う子もいるしどうしたってよくできる子は目立つ役になるし六年間ずーっと目立たない子もいるし、先生だって人間だし子供だって人間だし親だって…と。

なんかその、発表会みたいなものって、晴れの舞台の中のもやもや感に耐え、もやもや感の中でも喜びのカケラを見出すための、訓練なのかも、と思います。喜びのカケラが輝きますように。Kくん頑張ってね。
なつめ
URL
2007/02/06 08:38
こちらの養護学校は人数が増えてしまい、文化祭も大変です。しかし…ここ最近、こちらの養護学校の世界では、こういう行事の意義を再考する時期にきているようです。運動会、文化祭の練習にそしてその行事のために普段の授業に支障をきたしている今の状態が子供たちに良いことなのかどうか?という事なのだそうです。
 なので今年の文化祭からは、縮小になるのではないかなぁ? 学年によって二年に一回舞台発表とか?いろいろ今は、養護学校の行事の在り方を考える過渡期にあるようですよ。でも行事がなんにもなくなるのは、ちょっと寂しいですけれどね。
キョン
2007/02/06 13:22
みゆきちゃん様
 そうですね。あくまで自分達のペースで、できるできないは関係なく応援してやりたいです。
tomoko
2007/02/06 20:15
なつめ様
 ありがとうございます。自分の子供の頃を思うと、運動会や合唱等、それぞれ得意な子、不得意な子、どうでもいいけど付き合いと思って参加している子、さまざまでした。それでも本番を無事に終えて先生に褒められると皆嬉しそうだった。障害を持つ子どもたちも、せめて先生や親の「がんばったね!」という言葉に少しでも感じるところがあってくれればいいな、と毎年思います。
tomoko
2007/02/06 20:26
キョン様
 なるほど、実際に縮小に向かっているところもあるのですね。子供達の状態がやはり最優先ですし、悪影響の方が目立つとしたらその方がいいのかもしれません。親としてはちょっと寂しいけど、仕方ないのかもしれませんね。
tomoko
2007/02/06 20:32

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