障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS 「自立」を「支援」してくださるのなら 

<<   作成日時 : 2006/06/28 13:17   >>

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 障害者自立支援法の時代に向け、親も本人も今後の生活を見直しています。負担が増えることも、受け入れましょう。脱施設への道も考えます。

 でも、既に聞き飽きている感もある「その先は?」。
 
 よく聞くのは、負担が増えるなら、収入を増やすための就労支援の強化を。脱施設というなら、地域の受けいれ先の整備を、という声です。

 そう、お金での援助ばかりではなく、本人もしくは保護者が動き、働ける道をもう少し開いてほしいのです。

 子供が障害を持っている場合。手当てをいただけるのはありがたい。でも、本音を言えば、お金よりも、一日に少しでいいから子供と離れて仕事をする時間をください、っていう人も多いのではないかと。

 資格や特技があり、その気になれば高収入が期待できるのに、仕事に就けない。税金の控除や手当に頼らずともそれなりに生活して自分の年金だって払う気はある、という母親もいるんじゃないかな、と思うわけです。

 「そういう人は、最初から高収入でヘルパーさんやシッターさんをお金に糸目をつけずに利用しているんじゃないの。」・・・あ、そうか。そういう家庭もあるだろうな。でも、そこまで恵まれている家は多くはないでしょうね。

 しかし、障害児母は一般の母親よりもさらに就職は難しいと聞きました。子供が就園・就学してから運よく仕事を見つけても、夏休み等をどうするか(留守番もできない、学童クラブにも入り難い子供達です)。預け先も限られるし、そのためのお金もかかります。 

 でも、やりがいのある仕事をたとえわずかな時間でも外に出てやることにより、母達の日々のストレスも解消されるかもしれません。子供にも余裕を持って接することができるようになるかもしれない。お金を稼いで税金の控除等が不要になるくらいの収入を得られれば、社会に貢献もできます

 また、シングルで否応なしに仕事をしている障害児母の場合。大車輪の頑張り方で、実父母を頼ることが多いらしいですが、子供は力がつく、親は弱くなる、で、だんだん有料ヘルパーさんにシフトせざるをえない。仕事を増やしてその分のお金を得たいが子供の状態を考えると難しい、とのこと。

 無理を承知で私個人の希望を言わせていただけば、お金そのものより、その分のお金を使って必要な時に低負担で気軽に利用できる公的ヘルパー制度の整備とかをしてもらえないものか、と

 また、成長して働く意欲も能力もある障害者本人の具体的な就職支援、ジョブコーチなどを充実させてくれるとか。言葉そのまま「自立」を「支援」していただければ本当にありがたいです

 制度を整えるより、お金で援助するからその後は自分達でなんとかしてね、という方がコストがかからないのでしょうか。素人の考えで、問題点は多々あるでしょうがあくまで希望です。また、お金での援助の方がありがたいという家庭にはそちらを選択してもらうとか。

 
 障害をもって生まれること、障害児を育てるということ自体にストレスや生きにくさ、肩身の狭さを感じ難い世の中になれば。「もしも子供に障害があっても、なんとかなりそうな気がする」と思える社会なら。子供を産もう、という決意をする人も増えそうな気がするのですが。

  支援法の話を最初に聞いた時は、そんな感じの福祉の見直しを期待したわけですが。なんだかなあ、というのが正直な気持ちです。 

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コメント(10件)

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障害を持ったお子さんを育てるという事は本当に大変でしょうね。肉体的にも精神的にもストレスがかかると思います。tomokoさんの様な声が行政に届くといいですよね。
ちいこ
2006/06/28 16:25
障害児のお母さんが働くってことには、こんなにも障害があるのですね。まったく思いつきませんでした。情けないです。
働くことが難しいということは、支援法を作るような立場につくことも難しいということだと思います。作る側にも切実に支援法を必要とする人がいればいいんですが。
子供を生む不安には金銭面などの他に「自分に育てられるのか?」というものもあると思います。親に頼れなくても育てられるだけの、産みたい人の背中を押してくれるシステムがほしいものです。
ヒギリ
URL
2006/06/28 19:35
障害児抱えて働いております。
本当に昨年までは学童の館長がいい人で本当に私が働くことを支援してくれました。
でも今年は卒会してしまったから、頼ることはできず、労災の休職を8月一杯まで伸ばし、学校が始まることを待つことにしました。でも来年はどうなるのだろう??
やっぱりおばあちゃんに頼るしかありません。おばあちゃんのパートの収入より、私の収入のほうが断然多いから、夏休み中おばあちゃんを雇うことにするしかありません。
本当に働きたいし、働くことが大好きだし、働くとストレス発散になるし、もちろん免許の関係で結構な収入ですから、税金一杯払っています。なのに働く環境が整っていないんですよね。せめて障害児だけでも6年生まで学童に入れて欲しかったです。
チハル
2006/06/29 00:01
ちいこ様
 福祉の職員に「どこかに通うとお金がかかるというなら、家にずっといれば」と言われてへこんでいた人もいました。現場の声を伝えるのは難しいです。うまくいかないものですね。
 
tomoko
2006/06/29 14:19
ヒギリ様
 産みたいのに躊躇してしまう社会、というのも悲しいですね。法律を作ったり意見を述べる立場に育児中の専業主婦の声は届かないのかな、と思います。年金問題などもそうですが、直接影響を受けない階級の人たちが決まりごとを作っているという状況には疑問を感じます。
tomoko
2006/06/29 14:27
チハル様
 働きたい人が働けずにいるのが現実なのに、「税金の無駄遣い」とか言われるのは本当に悔しいですね。働きたいというと「子供がかわいそう」と言う人もやはりいます。だけど、子供だって親や先生以外の人と過ごす経験は必要だと思います。親も子もリフレッシュする手段として、仕事に就く道がもっと開ければいいですよね。
tomoko
2006/06/29 14:33
丁度昨日、このことについて、NHKでとりあげていました。負担額を減らすために、施設で出る食事の回数を減らして、かわりに近くのスーパーで見切り品の食料を買って食事にあてている人の様子を見て、「なんかこの法律・・・間違っている」と思ってしまいました。
私も同じことを思います。障害者年金じゃなく、確実な支援が欲しい。ただお金をもらうだけの存在で終わるのじゃなく、可能な限りの人が納税者になれる制度を是非作ってほしいと思いました。
ちえのすけ
2006/06/30 11:48
ちえのすけ様
 お金が足りない、自分でなんとかしたいと思ってもその道がない。なのに、そのお金の援助さえ実質的に減額される。やりきれないです。息子はまだ子供だから実感はわきませんが、成人したときにどんな世の中になっているのか。考えるだけで不安です。
tomoko
2006/06/30 12:29
 母子家庭ですが、似た主旨の補助金減額が数年前から段階的に行われました。働いているより生活保護を受けたほうがラク、っていう微妙な収入ラインの人には辛い減額だったと思います。
 働き始めた頃は、シッター代稼ぐためだけに働いてる感じでした。毎日くたくたになるまで働いて子供と一緒にはいられない。でも、何もしないで将来も見えない生活をするよりも働いて自分と子供の道を切り開きたかった。
 どんな家庭状況でも、働いて自力で道を切り開きたい人はいると思うのです。母子家庭の場合もポイントは育児サポートでした。課税世帯になって保育費を払いだし、でもまだ収入不十分だった頃が精神的には辛かったです。頑張って働いて収入が増えると補助は削られ支出が増えて生活が苦しくなる。そのうち徐々に育児費払っても貯金できるようになりました。補助も全額打ち切りになりました。
 でも、疲れ果てて補助金だけに頼りたい人がいるのも事実。だから、それぞれの家庭事情やその人の潜在力に応じた、サポートを受けられることが大事なような気がします。そうしたら、小子化も、自殺者年3万人っていう数字も、少しは良くなるんじゃないかと思います。
なつめ
URL
2006/07/01 01:31
なつめ様
 普通の共働き家庭でも、最初は妻の収入のほとんどが保育料になってしまい何のために働いているのかわからない状態が続く。でも、それはキャリアを積み、後の高収入をめざす投資のようなものだと聞きました。将来を見て自立を目指す人、現在の苦境をまず助けてほしい人、それぞれの声を聞いて真の自立を助けることが、借金まみれのこの国の財政を「自立」させる「投資」にならないものでしょうかね。
tomoko
2006/07/01 12:53

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