障害児Kとおたく母の疾走日記

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zoom RSS 障害児の思春期、大嵐 その2(高学年から)

<<   作成日時 : 2006/05/26 12:31   >>

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 前回の続きです。

 穏やかな癒し系美少年(親が言うな)のKに変化が見え始めたのは小5くらいの頃だったでしょうか。

 それまでにも、たまに妙に落ち込んで数日シクシク泣いていることがあったのですが。泣いているだけでは終わらなくなりました。

 自分で自分の頭や顔を思いきりたたく、いわゆる「自傷行為」というやつが始まってしまったのです。

 成人した人のこれを見ることもありますが、なにしろ手加減なくものすごい勢いで自分を殴る。脳出血や失明に至った人もいると聞いています

 障害児の問題 行動といわれる ものの中でもよく取り上げられているので、先生に相談するのはもちろんのこと、専門書やネットで調べまくりましたが決定的な打開策は見つからないまま現在に至っています。それが見つからないから、悩んでいる親も多いのですが。

 Kのように、興味と言うものが外に向かわない子によくある行為だとする専門書もありました。・・・・そう、彼は幼い頃からずっと吐き出せなかったいろいろなものがあふれてくるのを止められないようなのです。(この辺は、私の個人的な解釈ですが)
 
 「他人に手を出す(他害)よりはいい」と言ってくれる人もいますが、考えてみてください。

 我が子が、大きな音をたてて自分の頭を思い切り殴っている。本人にも、止められないことらしい。見ていられますか。

私自身には物理的な痛みなど全くないのに、耐えられない。「勝手にやってろ」と放っておくことはできません。

 あなた、卑怯よ。これは脅迫と同じでしょう、私にどうしろというの。

 「そんなに毎日が辛いなら、いっそ殺してあげましょうか」
 その手を押さえながら一瞬本気でそう思ったことがあります。そんな自分がうつっていたKの目を、今でも忘れることはできません。

 「思春期は、甘くみたらいけないよ」

 多くの先輩や先生に言われていたのに、「うちの子はおとなしいから・・・」なんて楽観していた自分の甘さに反吐がでます。 

 昨年、はじめて「けいれん」を起こしました。てんかんではないとしても、知的な障害を持つ子の思春期にはよくあることだとか。・・・結構一般的な症状らしいことにも驚き。

 障害児の思春期がこれほどの大嵐だとは・・・まあ、健常児だって難しいことがある時期なのだから考えて見れば当然ですね。個々の障害の状態からくる違いこそあれ、大なり小なり皆何かしらの嵐を呼んでいるらしい。

 まだ、かぶっていない何らかの「大波」はあるようです。先輩お母さんの半分脅し、半分まじめな忠告の言葉を、素直に聞いて乗り切りたいとは思いますが。

 嵐の海から救い出すというより、できれば自分で小舟を操って乗り切る術を教えたいそして、嵐が来る前にそれを教えることができなかったことを、正直深く悔やんでいます。

 嵐の海はまだまだ続く・・・   でも、もう沈没するつもりはありません。

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
どうか悔やまないでください。お互い毎日をのりきるだけで精一杯、食べさせて着せて寝かせて・・生活するだけで精一杯ですもの。私たちの生活は普段ですら嵐のなか、溺れそうになりながら漂っているようなものです。日々闘いです、毎日精一杯すぎるくらい親子ともに頑張らざるを得ないのですもの。
いままで頑張って育ててこられたこと、どうぞ誇りに思ってください。tomokoさんのせいではないと思います。
私はまだ子どもが小さいのでアドバイスができなくて申し訳ありません・・・・
ちえのすけ
2006/05/26 14:54
自傷のお子さんは見守るしかないだけに本当に辛くなります。うちはときどき頭をポカンとやる程度ですが、それでもかなりヒヤッとしてしまいます。
けいれんに関しては、年に一度は脳波の検査をした方がいいと言われました。PTAで知り合ったお母さんに聞くまでそんなことも知らない呑気な母親で申し訳ない。
全然兆候がなくてもある日突然てんかんになってしまうこともあるとか。思春期に始まる例も多いそうです。
もっとも検査で脳波に異常があったからといって、予防できるものでもないそうですけれど。
いまのところ「高校になると落ち着くわよ」という励ましだけが頼りです。
K君の症状が軽くなることを祈ってますが、あまり自分をせめないでください。ただ、できるだけのことはしたって思えるように全力を尽くすしかできないですから。

2006/05/26 15:56
自傷があるんですね。辛いでしょ〜 (-_-;)
ウチは自傷はありませんでしたが、中2からてんかん発作が始まり、今もずっと薬が手放せません。
発作が起こるたびに薬の量が増え、今では最初の6倍になっています。
友達の息子さん(自閉症)も自傷行為が激しかった時期があったんです。小学部高学年から中学部の2年くらいまで・・だったかな?
今、高等部2年の彼は、随分落ち着いてきました。
我慢する事が苦手な自閉症児は、と言うよりも我慢しなければならない意味が分からない自閉症児は、どうしていいのか分からず自傷に向かってしまうんでしょうね。
K君も何か言いたいんだと思います。
うまく伝えられないK君、出来れば原因を取り除いてあげてください。
tomokoさん、あせらずユックリゆったり・・・ですよ。
決してK君が悪くないし、ましてやお母さんのせいではありませんから!
ソラ
2006/05/26 21:40
 他傷も大変だけど、自傷は本人も親も辛いよね。 思春期に嵐が吹き荒れるんですね。 よくわからないけれど、お兄ちゃんが、高校生の時いやに感じ悪くなって荒れてた。で、大学生になって荒れがおさまって素直なお兄ちゃんになったときに聞いてみました。どうしてあんなに感じ悪い荒れたお子さんだったの?って。そしたらお兄ちゃん『うん、自分でもなんだかわからないんだけど、頭の中がモヤモヤしててイライラして自分でも苦しかった。』だって。なんだかホルモンバランスかなんかが崩れるのかしらね。きっと息子さんも嵐がすぎる日が必ず来ますよ。いつまでも嵐はとどまってはいないよ。
キョン
2006/05/26 22:44
ちえのすけ様
 本当に、食べさせて寝かせてが精一杯なのだから、それだけを素直に受け入れてくれれば充分だと思っていたのですが。目の前にふりかかる火の粉をはらいつつ進んでいても、なかなか出口はみえないな、という感じです。でも、立ち止まってはいられないしもう戻れない。ならば進みましょう、という気持ちです。
tomoko
2006/05/27 14:00
楓様
 うちも、けいれんについては「てんかんであるという確信は持てない」というだけであって「てんかんではない」ということではないそうです。目が覚めている時におとなしく検査を受けてくれれば詳しいことがわかるらしいのですが、うまくいきません。せめて、発作があまり頻繁に出ないことを祈って生活しています。本当に、高校生くらいになって今より落ち着いてくれれば、などと期待しているのですが。気長に見守りたいです。
tomoko
2006/05/27 14:05
ソラ様
 うちはまだてんかん薬の処方は様子見の状態で、抗うつ剤のみの服用ですが、どうなることか。そうですよね、我慢が苦手、というより我慢の意味がまず理解できないのですよね。思春期の自我の芽生えはどんな子にも平等に訪れるということがよくわかります。本当に、あせらずゆっくり、の気持ちを大事にしたいです。
tomoko
2006/05/27 14:11
キョン様
 健常な男の子でもそのような気持ちになるのなら、感情の吐き出し方がわからない障害児はなおさらイライラが募ってしまうのでしょうね。確かに、顔にもニキビがポツポツ出てきたしヒゲも目立ってきて剃り始めたし。ホルモンバランスということもあるのでしょう。大人になる試練、と思うことにします。美少年が美青年に変わるのね、嬉しい!・・・くらいに考えればいいのかな。
tomoko
2006/05/27 14:17
こんばんわ。
たまたま弟が小学3年の時の養護学校の連絡ノートが出てきました。その当時弟は自分で眉毛を抜いてました(-.-;。でも今は弟の眉毛はふさふさです。
親の立場としてはお辛いでしょうが、一過性のものだと思いますし、自分を責めない方がよいと思いますよ。
 …実は今私の方にちょっと自傷のけがありまして。イライラがとめられない時、柱や壁に手をぶつけるくらいなんですけど。止めてくれるのは弟だけです(笑)。
もしかして、自分にも自閉症的傾向があるのかな?と考えると心配にはなるのですが。
Shin
2006/05/29 21:25
Shin様
 知人の子は髪の毛を抜いています。うちの子も、弟さんのように、いつのまにかおさまってくれることを期待しているのですが。
 普通の人だっていらいらする時は柱をけとばして小指ぶつけてさらに自己嫌悪・・・とかはよくあると思います。おいしい物を食べたり気晴らしに散歩して気分を変えるだけでもすっきりしますね。弟さんとの外出だとしても、いつもと違う場所を探してリフレッシュしてみませんか。
tomoko
2006/05/30 12:01

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